慢心は成功の敵|10月5日のことです
Release: 2019/10/05 Update: 2019/10/05
慢心は成功の敵
復員したある人は、中部地方の村で、百姓をすることに定めた。
分け与えられた土地は、村でも有名なやせ地。植え付けも終わったが、やせ細った稲。しかし、悲観しなかった。「がんばるぞ」と、だんぜん早起きを続けた。毎晩早くに田を見まわる。昼も夕方も。その時は、必ずほめる。二番草にかかる頃から、ずんずんのしてきた。
中秋、私の家に、喜ばしい報告がよせられた。「自分としては上々の成績」と。私は「慢心は成功の敵だ、早く来年の準備にかかれ」と手紙を出した。
10月5日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
時として関係ない行動だと思ってもよい方向に向かうことがあります。
植物や動物でも機械でも道具でもよく褒めるということは大事なことです。
パソコンなんかでも調子が悪くなった時だけでなく普段から整理整頓していくことは寿命を延ばすような気がします。
なんにでもそういう気持ちを持つことが大切なことなんだと思います。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
食物は努力の結晶 今日私どもの日々食膳にのぼる食物は、その料理法や、その食べ方や礼儀等は、何万年の昔から、何人とも計算のできぬほどのたくさんな祖先たちによって考えられ伝えられて、今日まで来ている。 人…
型を破り前進せよ 書道を始めてしばらくすると、必ずいやになる時があります。こうした関所で、いくじなしが、まずふるいにかけられるわけです。 こうした行い詰りを越えて、「一つの手本」が手に入ってくると、う…
物は生きている 物は生きている。着物も、道具も、機械も、金銭も皆生きている。 大切につかえば、その持ち主のために喜んで働き、粗末にあつかえば、すねて持主に反抗するだけでなく、時には腹立てて食ってかかる…
一人一芸を 私は、多年、こう考えるのです。 一人一事でよい。その選んだ一つを一生涯続けて研究するのです。そしたら、天下に名を成すような方も現れてくるのではないでしょうか。 そうすれば、一町内に、花の達…
成功のひけつ ある有名な社長を訪問して、成功のひけつを聞こうとしている人があった。 社長室に入って待っていると、次から次に用事ができ、それをいちいち処理する。水の流れるようである。 一息と思うとき、「…