成形の功徳
Release: 2022/08/14 Update: 2022/08/14
成形の功徳
すべて物事というものは、形を成さないことには、十分にその効果が現れない。同時にまた、仮に一応なりとも形をまとめておけば、よしそれがどんなにつまらぬとも思われるようなものでも、それ相応の効用はあるものです。【130】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
同じものでもまとまっているのといないのとでは大きな違いがあるものですね。
たしかに書きなぐったメモはしっかり清書されると資料としては価値のあるものになります。
こういうことはよくあることです。
感想文や要約も製本されているものとされていないものでは価値は違いますね。
何事もこの価値が出るようにするということは大切です。
ひと工夫を加える。まとめる。
なんでも形にしないと価値がでませんからね。
こういう一つ一つを大切にしなければなりません。
関連コンテンツ
ねばり ねばりというものこそ、仕事を完成させるための最後の秘訣であり、同時にある意味では、人間としての価値も、最後の土壇場においては、このねばりが出るか否かによって、決まると言ってもよいと思うほどです…
下座を行ずる① 下座行とは、自分を人よりも一段と低い位置に身を置くことです。言い換えれば、その人の真の値打ちよりも、二、三段下がった位置に身を置いて、しかもそれが「行」言われる以上、いわゆる落伍者とい…
人生の至楽 何よりもまず自分の仕事を果たす。そしてその上でなおゆとりがあったら、そこで初めて本を読む。これ実に人生の至楽というものでしょう。【505】 #修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日…
単純なものだからこそ 植物というものは、動物、とくに人間から見れば、生命の最も低い発現段階といってよいでしょう。すなわち、宇宙の大生命は、植物としては、その最も単純な姿を示すわけです。が同時にまたすべ…
「肚をすえる」などと申しますと、まったく非合理的なコトバとして歯牙にもかけない人もおありでしようが、人間は観念では救われないもので、観念が肉体化せられなくては、運命超克の一路はひらかれないのであります…