敬について
Release: 2022/05/22 Update: 2022/05/25
敬について
敬とはどういうことかと申しますと、それは自分を空しうして、相手のすべてを受け入れようとする態度とも言えましょう。ところが相手のすべてを受け入れるとは、これを積極的に申せば、相手のすべてを吸収しようということです。
ところが、相手のすべてを吸収しようとすることは、これをさらに積極的に申せば、相手の一切を奪わずんば已まぬということだとも言えましょう。ですから真に徹底した敬というものは、生命の最も強い働きに他ならぬわけです。【483】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
相手のすべてを奪う勢いで敬う。
敬うということ一つとってもどう考えるかというの大事です。
すべてには意味があるとは思うのですが深く考えたとき、それを文章にした時どうなるかは難しいものです。
なんとなくわかるが言葉では表現しにくいということがあります。
なので教授は真理は唯現実の中にあるというのでしょう。
真に徹底して考えられる時には考えるべきだと思います。
関連コンテンツ
人は自己に与えられた境において、常に一天地を拓かねばならぬ。 #運命を創る100の金言 #森信三 人生には節目のようなものがありますが、1年の間にもたくさんの節目がありますね。 何かに集中…
真の良書 真の良書というものは、これを読むものに対して、その人の人生行路を決定していく意義を持つ。【241】 #修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新 自分の人生を…
逆境に処する態度 逆境に対処するには、われわれは一たい如何なる心がけが必要であろうか。 それに対してわたくしに忘れられないのは「隠岐の聖者」永海佐一郎博士の言われる「幸福は最初は不幸の形をして現れるの…
十年一道に歩む 世には、十年一道の一道を歩む人は少ない。ましてや二十年、三十年、一道の道を歩き通す人は稀である。恐らく百人中、二、三人しかあるまい。いわんや、五十年一道を歩むに至っては、千人中二、三人…
批判的態度 人間は批判的態度にとどまっている間は、その人がまだ真に人生の苦労をしていない何よりの証拠だとも言えましょう。もちろんその人の性質にもよることですが、とにかく自分は懐手をしていながら、人の長…