丸山敏雄

永遠の栄え|4月15日のことです。

丸山敏雄 2018/04/15公開

永遠の栄え 一本の木、それは花を開き、実を結ぶ。そこに寄る虫、飛ぶ鳥、それがまた各々一つ一つの生命に、見事に統一されている。 木の下に石がある。その石が一つの力で形を成し、かたさを保つ。それが土地と岩 ・・・

決死の覚悟|4月14日のことです。

丸山敏雄 2018/04/14公開

決死の覚悟 鉢巻は、いざという時、「我が身は神の占めるところとなれ。神様に差し上げるから、神よ、我が身を拠りどころ(依代)として乗り移れ」というような心持ちでしめたのである。決死の覚悟を決めたというし ・・・

新を求める|4月13日のことです。

丸山敏雄 2018/04/13公開

われわれは、型にはまるまいと思いながら、つい知らぬ間に、はまりこんでします。それはなぜか。そのほうがた易いからである。雪のなかでも、人の足跡をつたうほうが、行き易い。 「新を求める」とは、この型を脱す ・・・

よいものは栄える|4月12日のことです。

丸山敏雄 2018/04/13公開

よいものは栄える 社会は一つのもの(全一統体)として、一つの目的(すすみ、栄え、太る)に進行をつづけて一日も一分も止みません。ですから、これに追いつて行くものは栄え、反抗するものはだめになるでしょう。 ・・・

職業に尊卑はない|4月11日のことです。

丸山敏雄 2018/04/12公開

職業に尊卑はない。自ら軽んずる心を持つ働きを人が賤しと思い、自らを重んずる職業に人が尊ぶのである。つまらぬ仕事だと考えて、仕事の好ききらいをする。こうした人は、一生涯たましいを打ちこんだ仕事につく事は ・・・

おはようございます|4月10日のことです。

丸山敏雄 2018/04/10公開

山も川も海も美しい、鳥も虫も魚も美しい、花も月も雪も美しい。この天然の美しさの中にあって、人ばかりが、どうしてうちふさいでいなければならないのでしょうか。 まず一口語りかけることです。車中であろうと、 ・・・

生成発展の原理|4月8日のことです。

丸山敏雄 2018/04/08公開

人は男性と女性と、なぜ二様になっているのであろうか。 これは、人に限らず、陰と陽と+と-と二通りの対立と、その合一によって、万象を、生命を、幸福を生みい出すように出来ている。生成発展は、相反する二つの ・・・

生命は一個の太陽|4月7日のことです。

丸山敏雄 2018/04/07公開

人間は、なぜ生命をほしがるのであろうか。生命は世界で他に比べるもののないたった一つの宝であるからであろう。 我が肉体は、父祖にうけ、他に代用できない天下一品の身体である。何をきらい、何をおそれ、何を憂 ・・・

希望は大きく持て|4月6日のことです。

丸山敏雄 2018/04/06公開

人は、魂という輝きによってコウコウと輝く電灯である。大宇宙に充満している電気・・・それが生命という発電機で引き出されて、送電してくる。 その根元・本体は、分量も無量であり、光度も無限である。光源、熱源 ・・・