殷鑒遠からず|4月22日のことです。
Release: 2018/04/22 Update: 2018/04/22
殷鑒遠からず
詩に云ふ。殷鑒遠からず。(離婁上二章)
しにいう。いんかんとおからず。(りろうかみにしょう)
【訳】
『詩経』に、「殷の紂王の戒めは遠い昔のことではなく、極めて近い、夏の暴君桀王の時にある(失敗の洗例は遠くに求めなくても、すぐ目の前にある)」とある。
4月22日、孟子一日一言です。
きっと世の中の成功の条件も失敗の原因もたくさんの過去から法則のようなものもあるのでしょうね。
それを何度も繰り返しているのが人類なのでしょうね。
とくに失敗は二度と繰り返さないと思っていても戦争も犯罪も無くなることがない。
非常に愚かなものです。
しかし目の前のできることをしなければいけませんね。
明日も元気がんばります。
関連コンテンツ
道を同じうす 禹・稷・顔回同じうす。(離婁下二十九章) う・しょく・がんかい、みちをおなじゅうす。(りろうしもにじゅうきゅうしょう) 【訳】 禹・后稷・顔回は行ったことは(表面上はちがっていたが)、そ…
天下を有つ 匹夫にして天下を有つ。(中略)世を継ぎて以て天下を有つ。(万章上六章) ひっぷにしててんかをたもつ。(中略)よをつぎてもっててんかをたもつ。(ばんしょうかみろくしょう) 【訳】 身分の低い…
道理を知る 人間は読書によって物事の道理を知らないと、真の力は出にくいものです。そもそも道理というものは、ひとりその事のみでなく、外の事柄にも通じるものです。【506】 #修身教授録一日一言 #森信三…
現代の人々は、自分が人身を与えられたことに対して、深い感謝の念を持つ人ははなはだ少ないようであります。仏教には「人身うけがたし」というような言葉が昔からいわれているのです。つまり昔の人たちは、自分が人…
下座行② 下座行を積んだ人でなければ、人間のほんとうの確かさの保証はできないと思うのです。たとえその人が、いかに才知才能に優れた人であっても、下座を行じた経験を持たない人ですと、どこか保証しきれない危…