王の不智を或ふなきなり|8月15日のことです。

王の不智を或ふなきなり
王の不智を或ふなきなり。(中略)一日之れを暴めて十日之れを寒さば、未だ能く生ずるものあらざるなり。(告子上九章)
おうのふちうたがうなきなり。(中略)一日これをあらためてとおかこれをひやさば、いまだよくしょうずるものあらざるなり。(こうしかみきゅうしょう)
【訳】
齊の王は道について何も知らないのではないかと、怪しんではいけない。(中略)(種をまいてから)一日だけ温め、あとの十日はこれを冷やしたならば、とても芽を出すことなどはできない。
〇松陰は、「主君というものは実に難しい。数百人の家臣がなんとかして気に入られようと考え、美女犬馬の類まで献上する。しかし、それら(種を冷やすような行為)に一切疑うことのない我が主君は実に剛毅賢明の方である」という兄杉梅太郎の言葉を絶賛している。
長州の主君は毛利敬親。
実際あんまり知らないです。
しかし、実は維新の立役者といってもいいかもしれませんね。
この主君あってこその長州なんですね。
人の上に立つ人間は剛毅懸命でなければなりませんね。
剛毅賢明( 意志が強固で不屈なこと。かしこくて道理に明るいこと。)
今日も一日がんばります。