王者の師|1月14日のことです。
Release: 2019/01/14 Update: 2019/01/14
王者の師
王者起こるあらば必ず来りて法を取らん。是れ王者の師たるなり。(滕文公上三章)
おうじゃおこるあらばかならずきたりてほうをとらん。これおうじゃのしたるなり。(とうのぶんこうかみさんしょう)
【訳】
(国家をきちんと経営していれば)王者が起こった時には、必ず(滕国に)やってきて、そのやり方を手本とするであろう。これは(自らは王者とならなくとも)王者の師となるというものである。
〇松陰は、「君子が政治を行う際には、それが自国のためではなく、天下後世の手本となるようなものであることが必要である」と記している。
1月14日、孟子一日一言の言葉です。
孟子の言葉を常に国家というよりも自分の会社や自分の置かれた環境に合わせて考えてしまいますね。
経営ということを考えた時、自分の利益のことを考えてばかりいる経営者には仕事も働く人もついてはこない。
あたりまえのことですね。
先のこと10年先のこと5年先のこと、常に先のことを考えることは自分の人生を考えることにも繋がるのでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
怒を藏さず、怨を宿めず 怒を藏さず、怨を宿めず。(万章上三章) 【訳】 (心ある立派な人は)怒る時には怒って、その怒りを隠さない。しかし、その怒りをいつまでも根にもつことはない。 〇松陰は、「もしも他…
大人なる者あり 大人なり者あり。己れを正しうして物正しき者なり。(尽心上十九章) たいじんなるものあり。おのれをただしうしてものただしきものなり。(じんしんかみじゅうきゅうしょう) 【訳】 大人物とい…
一たび君を正しくして国定まる 惟だ大人のみ能く君心の非を格すことを為す。(中略)一たび君を正しくして国定まる。(離婁上二十章) ただたいじんのみよくくんしんのひをただすことをなす。(中略)ひとたびきみ…
惟だ義のある所のままに 大人は言、信を必とせず、行、果を必とせず、惟だ義の在る所のままにす。(離婁下十一章) 【訳】 (言行一致は美徳ではあるが)徳の高い心ある人は、口にしたことを必ずしも実行するとは…
其の言を行はんとすれば 之れを迎ふるに敬を致して以て礼ある、言へば将に其の言を行はんとすれば則ち之れに就く。(告子下十四章) これをむかうるにけいしてもって礼あり、いへばまさにそのげんをおこなわんとす…