王者の師|3月14日のことです。
Release: 2019/03/14 Update: 2019/03/14
王者の師
王者起るあらば必ず来りて法を取らん。是れ王者の師たるなり。(滕文公上三章)
おうじゃおこるあらばかならずきたりてほうをとらん。これおうじゃのしたるなり。(とうぶんこうだいさんしょう)
【訳】
(国家をきちんと経営していれば)王者が起こった時には、必ず(滕国に)やってきて、そのやり方を手本とするであろう。これは(自らは王者とならなくても)王者の師となるというものである。
〇松陰は、「君子が政治を行う際には、それが自国のためだけではなく、天下後世の手本となるようなものであることが必要である」と記している。
3月14日の孟子一日一言、今日の言葉です。
未来、将来を思うことが大切なんでしょうね。
どうしても今だけに囚われる。
10年、20年となった時どう社会は変化していくのか。
その時にどう行動すべきか。
後世のためになにか残るものをと考えることも大切ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
崇に於て吾れ王に見ゆることを得たり。退きて去るの志あり、変ずるを欲せず。故に受けざるなり。(公孫丑下十四章) すうにおいてわれおうにまみゆることをえたり。しりぞきてさるのこころざしあり、へんずるをほっ…
善を好む 善を好む。(告子下十三章) ぜんをこのむ。(こくししもじゅうさんしょう) 【訳】 (孟子の弟子の楽正子は)善を好む人間である。 〇松陰は、「『善を好む』ということは、政治をとる人が座右の銘と…
孔子、春秋を成して乱臣賊子懼る。(滕文公下九章) 【訳】 孔子が『春秋』を作られたので、世を乱す家臣や親にそむく子らは、自分の非を恥じ、かつ恐れるように(なり、悪いことをしなく)なった。 孟子一日一言…
天下の性を言ふや、則ち故のみ 天下の性を言ふや、則ち故のみ。(離婁下二十六章) てんかのせいをいうや、すなわちこのみ。(りろうしもにじゅうさんしょう) 【訳】 天下において、人の本性を論ずる者は、誰で…
王、勃然として色を変ず 王曰く、「貴戚の卿を謂ひ問ふ」。曰く、「君大過あれば則ち諫め、之を反覆して聴かざれば則ち位を易ふ」と。王、勃然として色を変ず。(万章下末章) おういわく、「きせきのけいをこいと…