聖人は百世の師なり|12月5日のことです。
聖人は百世の師なり
聖人は百世の師なり。(中略)而るを況や之れに親炙する者に於てをや。(尽心下十五章)
せいじんはひゃくせいのしなり。(中略)しかるやいわにゃこれにしんしゃするものにおいてや。(じんしんしもじゅうごしょう)
【訳】
聖人は百代にわたって模範となるべき人物である。(中略)ましてや、この聖人に直接して訓育教化を受けた者はさぞ、奮起させられたことであろう。
〇松陰は「『百世の師』すなわち聖人は永遠に後世の人びとの指導者であること、また、『親炙の化』、すなわち聖人に直接教えを受けた人々が感化を受けることは測り知れないということは、古の聖人皆に当てはまることである。私はかつて漢代の書物を読んで、以下のことを知った。つまり、鄒や魯は、。孔子と孟子の生国であるため、二人の余風が残っており、礼儀・教養が他の地方と大いに違っていた。兵事においても、魯は最後まで降伏しなかった。これも聖人の余風が残っていたからである。以上のことから、聖人が百世の師であること、更に直接教えを受けた時の感激の深さを理解することができる。聖人の道を学ぼうと志す者は、この点に注意しておかねばならない」と記している。
12月5日、孟子一日一言の言葉です。
本当の聖人を輩出した地域はたくさんの人を感化していき、あとあとまで違うということは実際あるでしょうね。
維新の立役者の町、戦国時代の有名な武将を輩出した町などは今でもそのことを誇りとして地域全体は違う雰囲気になっている。
後世まで影響を与える聖人は凄いですね。
今日も一日がんばります。