自得せんことを欲す|5月28日のことです。
Release: 2018/05/28 Update: 2018/05/28
自得せんことを欲す
君子は其の之れを自得せんことを欲するなり。(離婁下十四章)
くんしはそのこれをじとくせんことをほっするなり。(りろうしもじゅうよんしょう)
【訳】
心ある立派な人は、道なるものを自分自身で得て自分のものにすることを願うのである。
〇松陰は、「自得とは心に得ることである。言動や動作の上に得ることではない。しかし、いったん心に得れば、言動や動作の上にも違いがでてくるものである」と記している
5月28日、孟子一日一言の言葉です。
自得。自分の努力によって理解すること。体験を通してさとること。
自分で正しい道を進むことを理解していくこと。
学習によって気づくこともありますが自分自身で納得しなければいけませんね。
まずは受け入れる。
そして自分で考える。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
栄・辱 仁なれば則ち栄え、不仁なれば則ち辱しめらる。(公孫丑上四章) じんなればすなわちさかえ、ふじんなればすなわちはずかしめらる。(こうそんいかみよんしょう) 【訳】 仁徳を治めてさえいれば必ず栄え…
巡狩 天子の諸侯に適くを巡狩と曰ふ。(告子下七章) てんしのしょこうにゆくをじゅんしゅという。(こくししもななしょう) 【訳】 天子が諸侯の領地を巡視することを巡狩という。 〇松陰は、「時勢を得て、我…
恭敬にして実なければ 恭敬は幣の未だ将はざるものなり。恭敬にして実なければ、君子虚しく拘むべからず。(尽心上三十七章) 【訳】 (賢者を迎えるには、礼物を贈るのが礼儀だが)礼物を差し出すより前に、尊敬…
其の有に非ずして之れを取る者は 夫の其の有に非ずして之れを取る者は盗なりと謂ふは、類を充めて義を尽くるに至るなり。(万章下四章) かのそのゆうにあらずしてこれをとるものはとうなりというは、るいをひろめ…
志は気の師なり 夫れ志は気の師なり、気は体の充なり。夫れ志いたれば気次ぐ。(公孫丑上二章) それこころざしはきのすいなり、きはからだのじゅうなり。それこころざしいたればきつぐ。(こうそんいかみにしょう…