足元をかためよ|3月6日のことです。
Release: 2019/03/06 Update: 2019/03/06
足元をかためよ
昔は、ことをなさんとすれば、妻を捨て子を捨て、物質を捨て、地位名誉を捨てて、一身を挺しなければ、偉大な仕事は出来なかった。
しかしこれは、世界人類、万人が万人かくしたら、そこれそ村も町も都市も農村も、空屋となろう。
一人の妻を捨てる者があってはならぬ、父母を捨て家を捨てる者は許されない。暖かい家庭・明朗なる職場、ここに足をしっかりと踏みしめた者にはじめて、天下国家を論じ、過去未来を計策する資格がある。
3月6日、丸山敏雄一日一話(幸せになるための366話)の言葉です。
家庭、職場がまず一番だということですね。
そこが足場。
しっかりと家庭、職場に目を向け明るく朗らかかどうかを気にかけなければなりませんね。
どんなに偉そうに語っても足場がちゃんとしてなければいけません。
家族が正義で愛である。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
得るは捨つるにあり 「気づいたらすぐする」ことが物事をしとげる秘訣である。 しかし、どうしてもできぬ事がある。行くも帰るも、にっちもさっちも行かなくなる。こうした一生に二度と出会うことのない大窮地に陥…
敬の心 敬はおのれ(己)をじっと見つめることから始まる。自分がここに生きているのは、日々食物をたべ、衣服を着、家に住むことができるからである。さらに、この生命は父母にうけ、祖先にうけ、ずっとさかのぼれ…
準備はよいか 準備はよいか。用意はできたか。 「用意周到」とは、物に関する方面だけでよいであろうか。 実はこの奥に、こうした物すべてを生かすか殺すか、そのノド首をぎゅっとおさえているものがある。 それ…
無二の機会 仕事のないほど苦しい事はない。この体験をしみじみと身に体得したのは、私の一年二ヶ月の鉄窓生活だった。 ガチャンと扉が閉められると、もう朝から夜まで一人である。高い窓のーー金網の彼方にわずか…
生命の糸 春風をはらんで、青空高く、いくつかのタコがあがっている。タコは風のまにまに上がったり下がったりおよぎまわっている。しかし、いつも一本の糸によって持ち主の手につかまれている。 人もまたこのよう…