2018年8月の記事

他界の太陽|8月26日のことです。

丸山敏雄 2018/08/26公開

他界の太陽 物がそのままの相(すがた)にある。これを存在という。存在の動(積極)の面、これを「はたらき」といい、静(消極)のがわ、これを「やすらい」という。 「はたらき」の目標がきまり、軌道に乗った態 ・・・

物を喜ばす|8月25日のことです。

丸山敏雄 2018/08/26公開

物を喜ばす 物を喜ばすとは、その物を生かすことであり、その人が使えばいよいよ品がよくなる場合、物を困らすとは、これをいじめる、悪くすることである。 その人が一度使うと、ノコギリは切れなくなり、カンナは ・・・

道義の枢軸は家庭|8月24日のことです。

丸山敏雄 2018/08/26公開

道義の枢軸は家庭 道義の出発は個に立つが、その「場」は家庭である。上に向かっての「敬」の徳は、子が親を敬するに始まり、下に向かっての「慈」は、親が子にそそぐ情から始まる。そして限りなく上に、または下に ・・・

養ふ所以のものと知る|8月26日のことです。

孟子 2018/08/26公開

養ふ所以のものと知る 拱把の桐梓は人苟も之れを生(長)ぜんと欲すれば、皆之れを養ふ所以のものと知る。(告子上十三章) きょうはのどうしはひといやしくもこれをしょうぜんとほっすれば、みなこれをやしなうゆ ・・・

類を知らず|8月25日のことです。

孟子 2018/08/26公開

類を知らず 指の人に若かざるは則ち之れを悪むを知り、心の人に若かざるは則ち悪むに知らず。此れを之れ類を知らずと謂ふなり。(告子上二十章) ゆびのひとにしかざるはすなわちこれをにくむをしり、こころのひと ・・・

悪銭は苦しみの素|8月23日のことです。

丸山敏雄 2018/08/23公開

悪銭は苦しみの素 たとえばここに、法をくぐって私利を得たとする、その時は得をしたように思う。そうした利益は、その人を幸福にしたように笑みかける。しかしやがては、きばをむき出してその人に反抗し、その人を ・・・

放心を求むるのみ|8月23日のことです。

孟子 2018/08/23公開

放心を求むるのみ 学問の道は他なし、其の放心を求むるのみ。(告子上十一章) がくもんのみちはほかなし、そのほうしんをもとむるのみ。(こくしかみだいしゅういちょう) 【訳】 学問の道は外にはない。ただ、 ・・・

瞬間に生きる|8月22日のことです。

丸山敏雄 2018/08/22公開

瞬間に生きる 今日の事は必ず今日のうちにしてしまう。これを続けていると、瞬間瞬間がことごとく働きである。何もしない時がない。それで、その時以外に時がない。ただ瞬間に生きている、それで永遠に生きている。 ・・・

人ー求むることを知る|8月22日のことです。

孟子 2018/08/22公開

人ー求むることを知る 人、雞犬の放るるあれば則ち之れを求むることを知る。(告子上十一章) ひと、けいけんのはなたるるあればすなわちこれをもとむることをしる。(こくしかみだいじゅういちょう) 【訳】 人 ・・・