2020年4月の記事

上に雨ふりて水沫(すいまつ)至らば、渉(わた)らんと欲する者は、其の定まるを待つなり。(行軍)|4月20日

孫子・呉子 2020/04/20公開

上に雨ふりて水沫(すいまつ)至らば、渉(わた)らんと欲する者は、其の定まるを待つなり。(行軍) 上雨水沫至、欲渉者、待其定也。 「河の上流に雨が降って水嵩が増している時には、渡河しようとする者は、その ・・・

斥沢(せきたく)を絶(わた)れば、惟亟(すみやか)やかに去りて留まること無かれ。若し軍を斥沢の中に交うれば、(行軍)|4月16日

孫子・呉子 2020/04/16公開

斥沢(せきたく)を絶(わた)れば、惟亟(すみやか)やかに去りて留まること無かれ。若し軍を斥沢の中に交うれば、(行軍) 絶斥沢、惟亟去無留。若交軍於斥澤之中、(必依水草、而背衆樹、此處斥沢之軍也。) 「 ・・・

水を絶(わた)れば必ず水より遠ざかる。客水を絶りて来らば、これを水の内に迎うる勿れ。(行軍)|4月15日

孫子・呉子 2020/04/15公開

水を絶(わた)れば必ず水より遠ざかる。客水を絶りて来らば、これを水の内に迎うる勿れ。(行軍) 絶水必遠水。客絶水而来、勿迎之於水内。(令半済而撃之利。欲戦者、無附於水而迎客、視生処高、無迎水流、此処水 ・・・

凡そ軍を処(お)き敵を相(み)るに、山を声絶(こ)ゆれば谷に依り、生を視て高きに処(お)り、(行軍)|4月14日

孫子・呉子 2020/04/14公開

凡そ軍を処(お)き敵を相(み)るに、山を声絶(こ)ゆれば谷に依り、生を視て高きに処(お)り、(行軍) 凡処軍相敵、絶山依谷、視生処高、(戦隆無登。此処山之軍也。 「そもそも、軍を宿営させ、敵情を観察す ・・・

将に五危有り、必死は殺さるべきなり。必生は虜にさるべきなり。忿速(ふんそく)は侮らるべきなり。(九変)

孫子・呉子 2020/04/13公開

将に五危有り、必死は殺さるべきなり。必生は虜にさるべきなり。忿速(ふんそく)は侮らるべきなり。(九変) 将有五危。必死可殺也。必生可虜也。忿速可侮也。(廉潔可辱也。愛民可煩也。) 「将軍には陥りやすい ・・・