親・貴|6月22日のことです。
Release: 2018/06/22 Update: 2018/06/22
親・貴
之れを親しむには其の貴からんことを欲す。(万章上三章)
これをひたしむにはそのとうとからんことをほっす。(ばんしょうかみさんしょう)
【訳】
人を親しみ愛すれば、誰しも貴かれと願(い、また富むことを願)うものである。
〇松陰は、「天子であった舜にとっては民衆の一人でしかなかった弟象は、あまりに身分が違いすぎて親しむことができなかった。だから、象を有庳という地方の小国の長官としたのである。」と記している。
6月22日の孟子一日一言です。
突き詰めていくと誰もが幸せになってほしいと思うものですが、人の幸せは本人にしかわからないものでもあります。
家族が全員そろって、食べるだけの金銭があれば幸せと感じる人もいれば一人でもお金をもっているのが幸せと思うこともあるでしょうね。
一般的な幸せというのもあるんでしょうが難しい問題でもあります。
そこで目標は明確にするということが大事になってくるんでしょうね。
幸せの定義も人それぞれ。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
西伯は善く老を養う者なり 伯夷、紂を避けて北海の浜に居り、文王作興すと聞きて曰く、「盍ぞ帰せざらんや。吾れ聞く西伯は善く老を養ふ者なり」と。(尽心上二十二章) はくい、ちゅうをさけてほっかいのほとりに…
尚友 其の詩を頒し、其の書を読みて、其の人を知らずして可ならんや。是れを以て其の世を論す。是れ尚友なり。(万章下八章) そのしをしょうし、そのしょをよみて、そのひとをしらずしてかならんや。これをもって…
庠序学校を設け為して以て之を教ふ。(中略)学は則ち三代之れを共にす。皆人倫を明らかにする所以なり。人倫上に明らかにして、小民下に親しむ。(滕文公上三章) しょうじょがっこうをもうけなしてもってこれをお…
欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し 之れに附(益)するに韓・魏の家を以てするも、如し其の自ら視ること欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し。(尽心上十一章) これにふ(えき)するにかん・ぎのいえをもってす…
故家・遺俗・流風・善政 故家・遺俗・流風・善政。(公孫丑上首章) こか・いぞく・りゅうふう・ぜんせい(こうそんいかみしゅしょう) 【訳】 昔から忠義を尽くしてきた旧家、後世に残したよき風俗、代々に伝わ…