性は猶ほ湍水のごとし|7月28日のことです。
Release: 2018/07/28 Update: 2018/07/28
性は猶ほ湍水のごとし
性は猶ほ湍水のごとし(告子上二章)
せいはなおたんすいのごとし(こくしかみにしょう)
【訳】
(告子がいった)「人間の本性は渦を巻く水のような(どの方向にでも流すことができる)ものである」と。
7月28日、孟子一日一言の言葉でです。
水のように流れる。
たしかに環境に流されていくのが人間です。
生まれる場所も選べないし生まれ方時から生活環境は決まってしまいます。
しかし、自分で選ぶことはできるのである程度の年になれば流れを変えることはできるかもしれません。
これじゃいかんと思った時に流れを変えるのも自分ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
惻隠・羞悪・辞譲・是非の心① 惻隠の心は仁の端なり。羞悪の心は義の端なり。辞譲の心は礼の端なり。是非の心は智の端なり。人の是の四端あるや、猶ほ其の四端あるがごときなり。是の四端ありて自ら能はずと謂う者…
善戦者は上刑に 善戦者は上刑に服し、諸侯を連ぬる者は之に次ぎ、草莱を辟き土地に任ずる者は之に次ぐ。(離婁上十四章) ぜんせんしゃはじょうけいにふくし、しょこうをつらぬるものはこれにつぎ、そうらいをひら…
道を以て身を殉ず 身を以て道に殉ず 天下道あれば道を以て身を殉ず。天下道なければ身をを以て道に殉ず。未だ道を以て人を殉ずる者を聞かざるなり。(尽心上四十二章) てんかみちあればみちをもってみをじゅんず…
儒者の道は古の人赤子を保んずるが若しと。( 滕文公上五章) じゅしゃのみちはいにしえのひとせきしをやすんずるがごとしと。(とうぶんこうかみだいごしょう) 【訳】 儒者の道では、古の聖賢が(人民を治める…
未だ夷に変ぜらるる者を聞かざるなり 吾可れ夏を用つて夷をへんずる者を聞けるも、未だ夷に変ぜらるる者を聞かざるなり。(滕文公上四章) われかをもっていをへんずるものをきけるも、いまだいにへんぜらるるもの…