情に若へば|8月3日のことです。
情に若へば
乃ちその情に若へば以て善を為すべし、乃ち所謂(性)善なり。若し夫れ不善と為す才の罪に非ざるなり。(告子上六章)
すなわちそのじょうにしたがえばすなわちもってぜんをなすべし、すなわちいわゆるぜんなり。もしそれふぜんとなすはさいのつみにあらざるなり。(こくしかみろくしょう)
【訳】
(本性から自然のままにあらわれるのが情であり、この)情のままに行動すれば、人間は誰も必ず善をなすはずである。これが私のいう、「人の本性は皆善である」という説である。ところが、人間は時によくないことをするが、それは本性の罪ではなく、一時的に外物に本性がくらまされたからである。
〇松陰は、「孟子の言葉は事実の上について語られたものである。また、孟子は人を教えられる時、常に人の本性である善を引き出すことを主眼とされた。私共はまず自分の本性を善と確信し、もしも物欲・邪念が起こった時には、すぐに良心を探し出し、後悔することのないように努めなければならない」と記している。
8月3日、孟子一日一言の言葉です。
人の本性は善である。
物欲、邪念。なぜこいうことを人は考えるのでしょうか。
それも本性なのでしょうか。
一番の邪念は人のせいにする心のような気もします。
人の批判しても何もかわりません。
自分が変わるしかないのです。
今日も一日がんばります。