善教|10月19日のことです。
Release: 2018/10/19 Update: 2018/10/19
善教
善政は善教の民を得るに如かざるなり。(尽心上十四章)
ぜんせいはぜんきょうのたみをうるにしかざるなり。(じんしんかみじゅうよんしょう)
【訳】
法度、禁令をきちんと整備した善政は、仁義道徳のよい教えを生き渡らせ、人民を心服させることには及ばない。
10月19日、孟子一日一言の言葉です。
法律、禁令だけで取り締まってもだめなんですね。
そういう面では日本はもすばらしい国だなと思います。
停電で信号が動かなくなっても事故もあまりおきない国。
道徳教育はやはり日々の積み重ねだなあと思います。
組織をうまく動かすということもそういうことかもしれませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
死亡を悪みて不仁を楽しむ 死亡を悪みて不仁を楽しむ。(離婁上三章) しぼうをにくみてふじんをたのしむ。(りろうかみさんしょう) 【訳】 死んだり亡んだりすることを忌み嫌いながら、悪いことばかり楽しんで…
未だ以て言ふべからざるか 今、既に数月なり、未だ以て言ふべからざるか。(公孫丑下五章) 【訳】 (蚳鼃(ちあ)さんの司法官の士師となり)もう数か月もたったのに、まだ(王の失政を諫めたという話を耳にしま…
父も得て子とせず 書に曰く、載を紙みて瞽瞍に見ゆ、虁々として斉栗す、瞽瞍も亦允とし若へりと。是れを父も得て子とせずと為す。(万章上四章) しょにいわく、ことをつつしみてこそうにまみゆ、ききとしてせいり…
平旦の気 平旦の気。(告子上八章) へいたんのき。(こくしかみはっしょう) 【訳】 平旦の気、すなわち夜明け方の静かで晴れやかな気。 〇松陰は、「平旦の気は浩然の気を養うための方法である。平旦の気を時…
一朝の患なきあり 此に人あらんに、其の我れを待つに横逆を以てすれば、則ち君子は必ず自ら反するなり。(離婁下二十八章) ここにひとあらんに、そのわれをまつにおうぎゃくをもってすれば、すなわちくんしはみず…