己を尊び人に及ぼす|12月8日のことです。
Release: 2018/12/08 Update: 2018/12/08
己を尊び人に及ぼす
己の、大きな向上、躍進、完成は、己を空しくすることである。身をささげることである。ここに必ず真の幸福が添うのである。
己を尊ぶ心そのままを人に及ぼしてこそ、世界は尊敬の光につつまれ、愛の慈雨にうるおされて、地上の楽土が出現する。
己を尊ぶの極は、ささげるにある。ここに人を尊ぶと、一如の絶対鏡が現われる。ささげ尽くし己がなくなった時、一切が己となる。天地が己となる。小さい己は、消え失せて、天地と共に生きる不死永遠の絶対鏡である。
12月8日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
難しい言葉ですがなんとなくわかります。
自分を無くすほどに人に捧げ尽くしていると一切が自分になる。
これをできる人というのはそうそういないようにも感じます。
実際はすべて自分ですがささげつくすとい窮極のところまでいくとそうなるのでしょうね。
まずは身近なことからやってみるしかないですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
生命は一個の太陽 人間は、なぜ生命をほしがるのであろうか。生命は世界で他に比べるもののないたった一つの宝であるからであろう。 我が肉体は、父祖にうけ、他に代用できない天下一品の身体である。何をきらい、…
祖先まつり 親子の愛情は、古今東西変わりなく、人と人とのタテにしっかと結び合わせる力である。 この愛情は、さかのぼっては、祖父母、曾祖父母・・・と、ずっと祖先へいたり、ついに人類の始原に至る。 祖先ま…
世にいう青年の恋愛、命をかけて恋い慕う情熱。これは、愛の燃えたった絶頂ではなくて、実は出発なのです。真の夫婦の間に生まれる愛情は譬えようも考えようもない、うるわしく、ゆかしいものです。 こうした夫婦生…
行きづまりは岐れ路 行きづまりに出あいました時が、芸能の成るか成らぬかの岐れ路です。と同時に、新しい境地に進む一歩手前なのです。 掴んだ境地に満足していたら、進歩の見こみはないのです。一たん進み得た境…
決死の覚悟 鉢巻は、いざという時、「我が身は神の占めるところとなれ。神様に差し上げるから、神よ、我が身を拠りどころ(依代)として乗り移れ」というような心持ちでしめたのである。決死の覚悟を決めたというし…