涙のむこうに|10月22日
Release: 2019/10/23 Update: 2019/10/23
涙のむこうに
涙、これは怒るために出すものではない。怒れば毒素と変じて、己の肉体をはばみ、他人を害する。
ただ己の罪悪を深く感じて、私情私恨のすべてを消しつくし、涙に明け暮れるわび、ざんげ・・・。
これまでひそんでいた人間性が、我欲の衣と私情のアカをはぎとられ、えんえんと燃え、やがて聖愛の野に燃えさかる。
涙の洗浄によって、倫理生活に純愛の発見流露というはつらつと生きた浄地がうち開けてきた。
10月23日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
こういう言葉を作れるのは実にすばらしいですね。
我欲の衣を消しつくす。
それが涙というのは納得できることでもあります。
しかし、それが簡単ではない何年もかかります。
だから、古人に学ぶこともとても大切なことなんですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
敬について 敬とはどういうことかと申しますと、それは自分を空しうして、相手のすべてを受け入れようとする態度とも言えましょう。ところが相手のすべてを受け入れるとは、これを積極的に申せば、相手のすべてを吸…
平生の維持が大切 人間というものは、平生、事のない場合においても、下座行として何か一つ二つは、持続的に心がけてすることがなければ、自分を真に鍛えていくことはできにくいものです。【420】 #修身教授録…
徳 孔子曰く、徳の流行するは置郵して命を伝ふるよりも速かなりと。(公孫丑上首章) こうしいわく、とくのりゅうこうするはちゆうしてめいをつたうるよりもすみやかなりと。(こうそんいかみしゅしょう) 【訳】…
人の和 天の時は地の利を如かず、地の利は人の和に如かず。(公孫丑下首章) 【訳】 (全てのことを行う場合には)天の時は大切だが、地の利(山河や城池の堅固であること)には及ばない。更に、そんな地の利も、…
信ずるという事は、事実そうであるから、それと信じるのではない。そうであることは信ずるも何もない、もうすでにそうである。 ほんとうに信ずれば、そうなるのであり、必ず信じた通りにさせるのである。 「信ずれ…