計、利として以て聴かるれば、乃(すなわ)ちこれ勢いを為して、以て其の外を佐(たす)く。(始計)|1月6日
Release: 2020/01/06 Update: 2020/01/18
計、利として以て聴かるれば、乃(すなわ)ちこれ勢いを為して、以て其の外を佐(たす)く。(始計)
計利以聴、乃為之勢、以佐其外。(勢者因利而制権也。)
「その計りごとが有利であるとして採用されるなら、次には、有利な態勢をつくりだして、それで外的な条件をよくすることである。(勢いとは、その時々の条件にしたがって、臨機応変の処置をこなすことである。
四日のところの七つの点をくらべて味方が有利だと認めたら、次はこの有利情勢に”勢い”をつけることだと教えているのである。
かっこ内は、勢いとは、利に因りて権を制するなり。と訓ずる。
1月6日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
関連コンテンツ
卑してこれを驕(おご)らせ、佚(いつ)してこれを労し、親しみてこれを離し、其の無備を攻め、(始計) 卑而驕之、佚而労之、親而離之、攻其無備、(出其不意、此兵家之勝、不可先伝也。) 「低姿勢にて出て油断…
死地には則ち戦う。(九地) 死地則戦。 「死地では、戦う以外に生き残る道はない」”死地”とは速やかに戦わなければ全滅してしまう地域である。このような地域にはまりこんだら、ただ勇戦あるのみだ。なぜなら、…
三軍すでに惑い且つ疑わば、則ち諸侯の難至らんかな。是を軍を乱し勝ちを引くと謂う。 三軍既惑且疑、則諸侯之難至矣、是謂乱軍引勝。 「こうして全軍に混乱が生じ不信感が植え付けられると、そのすきに乗じて、他…
交地には吾将に其の守りを謹(つつし)まんとす。(九地) 交地吾将謹其守。 「彼我両軍がまさに戦いを交えんとする交地においては、わたしは慎重に守りを固めなければならない」交地というのは、敵の領土内にあっ…
夫れ惟慮(おもんばか)り無くして、敵を易(あなど)る者は、必ず人に擒(とりこ)にせらる。 夫惟無慮、而易敵者、必擒於人。 「なんの深い考えもなく、敵を軽んずるだけであるなら、敵の捕虜になるのがおちだ」…