兵には走る者有り、弛む者有り、陥る者有り、崩るる者あり、乱るる者有り、北ぐる者あり。(地形)|5月27日
Release: 2020/05/27 Update: 2020/05/27
兵には走る者有り、弛む者有り、陥る者有り、崩るる者あり、乱るる者有り、北ぐる者あり。(地形)
兵有走者、有弛者、有陥者、有崩者、有乱者、有北者。(凡此六者非天之災、将之過也。)
「軍隊が敗北するには、走(敗走)、弛(し)(気分がゆるむ)、陥(窮地におちいる)、崩(くずれる)、乱(みだれる)、北(逃げる)の六つの場合がある。(この六つの情勢は不可抗力でも自然災害でもなく、将たる者の招いた過失によるものである)」
敗戦の中でもこの六つの理由による敗北は、天災でなく人災、とくに指揮官の招いた災難であると説いている。凡そ此の六者は天の災に非ず、将の過ちなり。
5月27日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
指揮官の責任はとても重いものです。
勘違いをするなと感じます。
自分の子供に接するよう指導、育成することが大事なんでしょう。
そうすれば良い指揮官になれる気がします。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
気分とは妙なもの 人間の気分とうのは妙なもので、一杯いや半杯のご飯でも、その足りないことを他人のせいにしている間は、なかなか我慢しにくいものです。ところが心気一転して、「どの程度こらえることができるか…
恥づることなき之れ恥づるれば、恥なし 人以て恥づることなかるべからず。恥づることなきを之れ恥づれば、恥なし。(尽心上六章) ひともってはずることなかるべからず。はずることなきをこれはずれば、はじなし。…
大人の事あり、小人のことあり。(滕文公上四章) たいじんのことあり、しょうじんのことあり(とうぶんこうよんしょう) 【訳】 (世の中には)人の上に立って政治をする(人君などのような)大人の仕事もあれば…
天を怨みず 君子は天を怨みず、人を尤めず。(公孫丑下十三章) 【訳】 心ある立派な人は、どんなことがあろうとも、天を怨んだり、人をとがめたりはしない。 〇松陰は「心ある立派な人の心は、二つの面がある。…
これまで気候のせいだ、黴菌のしわざだと片づけてきた病気も、その半分の原因は愛和の欠けたところからきている。 細菌はどこに入りこむのか。それは愛和のかけた人間の、そのからっぽの肉体に巣食うのである。 し…