功に食ましむるなり|4月5日のことです。
Release: 2018/04/05 Update: 2018/04/05
志に食ましむるに非ず、功に食ましむるなり。(滕文公下四章)
こころざしにはましむるにあらず、いさおしにはましむるなり。(とうぶんこうしもよんしょう)
【訳】
(報酬は)目的に対して与えるのではなく、成果に対して与えるのである。
〇松陰は江戸獄の同囚法華僧日命の説いた「君恩・親恩・師恩・一切衆生の恩」を是とし、「功績もないのに報酬や御恩を受けながら、これを忘れるという者は、天地間に容れられるものではない」と記している。
孟子一日一言、4月5日の言葉です。
報酬というものはたしかにそうです。
経営者というのは成果主義ですが、働く人はそうでない場合がありますね。
目に見える成果に対しての報酬であればどんなに楽でしょう。
しかし、経営者は様々を含め運営しなければなりませんね~。
それもまた当然のことであります。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
堯舜・湯武・五覇 堯舜は之れを性にするなり。湯武は之れを身にするなり。五覇は之れを仮るなり。久しく仮りて帰さず、悪んぞ其の有に非ざるを知らんや。(尽心上三十章) 【訳】 堯や舜は、自分の天性のままに仁…
吾が敬を行ふ 吾が敬を行ふ、故に之を内と謂ふなり。(告子上五章) 【訳】 (孟子の門人の公都子がいった)「自分の心の内にある敬意を実行するのが義である。だから、義は当然心の内にある」と。 〇松陰は、「…
未だ以て言ふべからざるか 今、既に数月なり、未だ以て言ふべからざるか。(公孫丑下五章) 【訳】 (蚳鼃(ちあ)さんの司法官の士師となり)もう数か月もたったのに、まだ(王の失政を諫めたという話を耳にしま…
惻隠・羞悪・辞譲・是非の心① 惻隠の心は仁の端なり。羞悪の心は義の端なり。辞譲の心は礼の端なり。是非の心は智の端なり。人の是の四端あるや、猶ほ其の四端あるがごときなり。是の四端ありて自ら能はずと謂う者…
賢者位に在り 賢者位に在り、能者職に在り、国家閑暇あり。是の時に及んで其の政刑を明らかにせば、大国と雖も必ず之れを畏れん。(公孫丑上四章) けんじゃくらいにあり、のうしゃしょくにあり、こっかかんかにあ…