柳は緑、花は紅|5月10日のことです。
Release: 2018/05/10 Update: 2018/05/10
柳は緑、花は紅
お堀端に、柳の糸が春風に吹かれて、薄緑の若芽をしなやかに波打たせる。花屋のウインドーには、真赤なガーベラの花が束ねられて、花瓶にさしてある。「柳は緑、花は紅」
もともと物そのものは、美しいでも、やさしいのでもない、かわいそうなものでも、汚いのでもない。ただそうした形、そうした色、匂いを持っているだけである。
これを何とか思うのは人間の心の動きようで、その人その人のもの、人によって変わるもの。不足不満は物そのものにあるのない人にあり人の心にある。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、5月10日の言葉です。
素敵な風景に心が躍るのも、花がきれいと感じるのもすべては人の心が決めるんですね。
さっきの孟子でもなんでもやっぱり人の感じ方でいろいろ変わるんですね。
そうなると、美しいとかやさしいとか思えるような心を常につくる努力は必要になってきます。
不平不満はきりがないです。
良い方に目を向けれる人になりたいものです。
明日も一日がんばります。
関連コンテンツ
あいさつで絆を結ぶ 人間は、二人以上一緒に暮らしていますときは、すぐにわがままが出ますので、これを一つのレールの上に乗せていくようにしなければ、うまくまいりません。このレールに乗るために、あいさつが生…
私達は、今ここでこのまま人にかかわりなく、自分でできることを断乎として行なう、やってのける道が残されている。 「真の働き」とは、そうするだけで例外なく必ず結果が現れるという働きである。喜んで働くことで…
喜んでやる 人の「喜び」に出会うと、何とも言われぬよい気持ちになるのはなぜだろう。 相手の心の光とうるおいとの放射に包まれるからである。暗い室に電灯がついたように、明るさに抱かれるからである。 喜んで…
美を磨き出す 春をたずねて、家を出た。青い鳥を慕って、故郷を後にした。気がついてみると、匂う春は庭前一輪の梅花にあった。恋い慕うた鳥は、軒端に戻っていた。香気に満ちた仙境は、わが家であった。 見かけの…
春風をはらんで、青空高く、いくつかのタコがあがっている。タコは風のまにまに上がったり下がったりおよぎまわっている。しかし、いつも一本の糸によって持ち主の手につかまれている。 人もまたこのように、造物主…