読書 ② 67
その反面、滋養の取り過ぎにも問題があるわけですが、こういう人も所謂読書家といわれる人々の中にもあるわけで、これは真の実践的エネルギーに繋がらない読書だからであります。真に実践に繋がらないとは、その人自身が真の自覚に達していないともいえるわけで、それは言い換えると、真の読書に透徹していないからともいえましょう。
運命を創る100の金言
本というにもただ読んだだけではもったいないというところです。
それはたしかにそうなんですが、1ページだけ開いてもその本と縁が出来るということも見逃せない部分ではあります。
人生も中盤以降になりますと厳選はしなければ時間がもったいのでどんな本がいいのかは調べたりすることはありますが読んでみなければその本との相性というものはわからないものです。
実践に繋がる読書を考えないといけないところですね。
本日の修身教授録もペスタロッチーのところですが「どん底体験」というところです。ペスタロッチーの自伝などを読まないと、どれほどペスタロッチーが苦労したかは実際わかりませんが、まずは本を買って読まないと話になりませんね。
そう考えて買った本が会社にあるのでしょうね。とにかく持ち帰りさわりだけでも読んでみたいと思います。
人間の真の強さというものは、人生のどん底から起ちあがってくるところに初めて得られるとありますが、先生自身の満州からの引き上げなどもまさに人生のどん底を体験ということになるのでしょうね。修身教授録は戦前の本ですから、その後の壮絶な人生をすでに経験することがわかっているかのような言葉ですし、絶対にあきらめないということをすでに予感させる言葉ですね。
人間も状況をポジティブにとらえる心をどう作っていくかが問題のような気がします。夜の霧ではないですがとにかく悲観的になっては問題の解決にはならないことが多いというのは事実なのですから常にポジティブにいることへは訓練でなんとかなるというところですね。実践です。
今日もしっかり働きたいと思います。