忍の極致
忍の極致 ある一人のお弟子が、梅岩先生に「忍ということの極致はどいうものでしょう」とお尋ねしたところ、梅岩先生答えて曰く「忍は忍なきに至ってよしとす」と言われております。すなわち忍耐の理想は「やれ我慢 ・・・
忍の極致 ある一人のお弟子が、梅岩先生に「忍ということの極致はどいうものでしょう」とお尋ねしたところ、梅岩先生答えて曰く「忍は忍なきに至ってよしとす」と言われております。すなわち忍耐の理想は「やれ我慢 ・・・
人間の三段階 すべて物事は、三段階に分けて考えることができましょうが、この場合、最もいけないのは、口汚く叱りながら、後になっても一向に悪かったと思わない人間でしょう。 次は事がそんでしまったから、「ア ・・・
人生の歩み方② 同時にこの二十歳から四十歳までの二十年間の準備いかんが、その人の後半生の活動を左右すると言ってよいでしょう。それはいわば花火の玉を作るようなもので、どんな花火が出るかは、まったくその準 ・・・
人生の歩み方① 人間の活動の大体六十歳頃までと考えますと、そのうち二十歳までは志を立てる時代と言ってよく、すなわち将来国家社会のために役立つ人間になろうという志は、十五歳頃から、遅くても二十歳までには ・・・
常に前途に思いを巡らす 人間というものは、ただ将来のことばかり考えて、そのために現在の事をおろそかにすることのよくないことは、申すまでもありませんが、同時に他の一面には、常に前途に対して、思いを巡らし ・・・
日本人としての最高の生き方 そもそも日本人としての最高の生き方は結局は自分の肉体が解体していからも、なお国家社会のために、何らかの意味で貢献し得るような生き方をするということでしょう。すなわちこの肉体 ・・・
人生の峠路 諸君たちは、その欲すると欲せざるとにかかわらず一日一日、否、一刻一刻、この人生の峠路に向かって歩みつつあるのであり、実はその一歩一歩が、諸君らの方向を決定しつつあるわけです。【43】 #修 ・・・
不幸の中にある教訓 不幸というものは、なるほど自分も不幸と感じ、人もまたそれを気の毒、哀れと同情する以上、一応たしかに不幸であり、損失であるには違いないでしょう。しかしながら、同時にまたよく考えてみれ ・・・