本ある者|6月1日のことです。
本ある者 孟子曰く、「原泉混々として、昼夜を舎てず。科に盈ちて而る後に進み、四海に放る。本ある者は是れを之れ取れるのみ」(離婁下十八章) もうしいわく、「げんせんこんこんとして、ちゅうやをすてず。あな ・・・
本ある者 孟子曰く、「原泉混々として、昼夜を舎てず。科に盈ちて而る後に進み、四海に放る。本ある者は是れを之れ取れるのみ」(離婁下十八章) もうしいわく、「げんせんこんこんとして、ちゅうやをすてず。あな ・・・
危邦には入らず 邦道有るに(くにみちあるに)、貧しくて且つ賤しきは恥なり(まずしくてかついやしきははじなり)。邦道無きに(くにみちなきに)、富み且つ貴きは恥なり(とみかつたっときははじなり)。(泰伯第 ・・・
天下を服す 善を以て人を服する者は、未だ能く人を服するものにあらざるなり。善を以て人を養ひて、然る後に能く天下を服す。天下心服せずして王たる者は未だ之れあらざるなり。(離婁下十六章) ぜんをもってひと ・・・
博・詳・約 博ろく学びて詳らかに之れを説くは、将に以て反って約を説かんとするなり。(離婁下十五章) ひろくまなびてつまびらかにこれをとくは、まさにもってかえってやくをとかんとするなり。(りろうしもじゅ ・・・
自得せんことを欲す 君子は其の之れを自得せんことを欲するなり。(離婁下十四章) くんしはそのこれをじとくせんことをほっするなり。(りろうしもじゅうよんしょう) 【訳】 心ある立派な人は、道なるものを自 ・・・
惟だ死を送る、以て大事に当つべし 生を養ふ者は以て大事に当つるに足らず、惟だ死を送る、以て大事に当つべし。( 離婁下十三章) せいをやしなうものはもってだいじにあつるにたらず、ただしをおくる、もってだ ・・・
惟だ義のある所のままに 大人は言、信を必とせず、行、果を必とせず、惟だ義の在る所のままにす。(離婁下十一章) 【訳】 (言行一致は美徳ではあるが)徳の高い心ある人は、口にしたことを必ずしも実行するとは ・・・
仲尼は已甚だしきことを為さざる者なり 仲尼は已甚だしきことを為さざる者なり。(離婁下十章) ちゅうじははなはだしきことなさざるものなり。(りろうしもじゅっしょう) 【訳】 孔子は極端なことは決してされ ・・・
人の不善を言はば 人の不善を言はば、当に後患を如何すべき。(離婁下九章) ひとのふぜんをいわば、まさにこうかんをいかんすべき。(りろうしもきゅうしょう) 【訳】 むやみに他者の不善を口にしていれば、必 ・・・
為さざるありて 人、為さざるありて、而る後に以て為すあるべし。(離婁下八章) ひと、なさざるありて、しかるのちにもってなすあるべし。(りろうしもはっしょう) 【訳】 人は、不正不義は絶対にしない、とい ・・・