死地には吾将にこれを示すに活きざるを以てせんとす。（九地）｜8月6日
孫子・呉子 2020/08/06公開
死地には吾将にこれを示すに活きざるを以てせんとす。（九地） 死地吾将示之以不活。 「死地においては、わたしは、戦う以外には生きる道はないのだ、と全軍に示さねければならない」死地とは、戦わねければ生き残 ･･･
孫子
圮地には吾将に其の塗を進まんとす。（九地）｜8月4日
孫子・呉子 2020/08/04公開
圮地には吾将に其の塗を進まんとす。（九地） 圮地吾将進其塗。 「行軍の難儀な圮地においては、わたしは、進軍をつづけて一刻も早くそこを脱することを考えねばならない」圮地は絶地の中にのみあるとはかぎらない ･･･
重地には吾将に其の食を継がんとす。（九地）｜8月3日
孫子・呉子 2020/08/03公開
重地には吾将に其の食を継がんとす。（九地） 重地吾将継其食。 「重地においては、わたしはつねに部隊の兵糧を絶やさず、補給や調達を強化しなければならない」敵の領内における重地とは、敵の領内深く入りこみ、 ･･･
衢地（くち）には吾将に其の結びを固くせんとす。（九地）｜8月2日
孫子・呉子 2020/08/02公開
衢地（くち）には吾将に其の結びを固くせんとす。（九地） 衢地吾将固其結。 「交通の要衢の地である衢地においては、わたしは、友好国との親交を強化しなければならない」衢地とは、交通の要衢であるだけでなく、 ･･･
交地には吾将に其の守りを謹（つつし）まんとす。（九地）｜8月1日
孫子・呉子 2020/08/01公開
交地には吾将に其の守りを謹（つつし）まんとす。（九地） 交地吾将謹其守。 「彼我両軍がまさに戦いを交えんとする交地においては、わたしは慎重に守りを固めなければならない」交地というのは、敵の領土内にあっ ･･･
争地には吾将に其の後に趨（おもむ）かんとす。（九地）|7月31日
孫子・呉子 2020/08/01公開
争地には吾将に其の後に趨（おもむ）かんとす。（九地） 争地吾将趨其後。 「争地において、わたしは急いで敵の背後に回って戦わねばならない」争地というのは、彼我両軍が争う地域である。これは、敵の領土内に在 ･･･
軽地には吾将にこれをして属せしめんとす。（九地）｜7月30日
孫子・呉子 2020/07/30公開
軽地には吾将にこれをして属せしめんとす。（九地） 軽地吾将使之属。 「軽地では、兵士たちの心が軽々しくなっているので、わたしは全軍をよく把握して、兵士たちが上っ調子にならないように心掛ける。そのために ･･･
是の故に、散地には吾将に其の志を一にせんとす（九地）｜7月29日
孫子・呉子 2020/07/29公開
是の故に、散地には吾将に其の志を一にせんとす（九地） 是故、散地吾将一其志。 「それ故に、兵の心が散漫になっている散地においては、わたしは兵士の心を一つにまとめて団結を固めなければならない」ここの散地 ･･･
能く士卒の耳目を愚して、これをして知ること無からしむ。（九地）｜7月21日
孫子・呉子 2020/07/21公開
能く士卒の耳目を愚して、これをして知ること無からしむ。（九地） 能愚士卒之耳目、使之無知。（易其事、革其謀、使人無職。易其居、迂其途、使人不得慮。） 「兵士たちが判断に誤るようにさせ、将軍のなすことを ･･･
故に善く兵を用うる者は、手を携えて一人を使うが若くす。已むをえざらしむなり。（九地）｜7月19日
孫子・呉子 2020/07/19公開
故に善く兵を用うる者は、手を携えて一人を使うが若くす。已むをえざらしむなり。（九地） 故善用兵者、携手若使一人。不得已也。 「そこで、いくさの上手な人間は、全軍を一つにまとめてしまい、あたかも一人の人 ･･･
