主となる所・する所|7月7日のことです。
Release: 2018/07/07 Update: 2018/07/07
主となる所・する所
近臣を観るには其の主となる所を以てし、遠臣を観るには其の主とする所を以てす。(万章上八章)
きんしんをみるにはそのあるじとなるところをもってし、えんしんをみるにはそのあるじとするところをもってす。(ばんしょうかみはっしょう)
【訳】
朝廷に仕える近臣がどんな人物であるかは、彼を頼って身を寄せてくる人間を見れば分かる。また、遠方から仕官しにくる人がどんな人物かは、彼が頼って身を寄せる人間を見れば分かる。
〇松陰は、「心ある立派な人は徳によって集まり、つまらない人間は利益によって集まる」と記している。
7月7日、孟子一日一言の言葉です。
会社も交友関係もそういう点で見ることが大事なんでしょうね。
自分の交友関係を考えてしまいます。
何人の人がなにも聞かずにで付き合ってくれるのか。
きっと友達とか仲間を熱く語るような人間ほどだめなんでしょうね。
それもまた身から出た錆です。
今一度、徳について学びお役に立つ仕事をするしかないんでしょうね。
今日も一日がんばります。
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