交地には則ち絶つこと無かれ。(九地)|6月29日
Release: 2020/06/29 Update: 2020/06/29
交地には則ち絶つこと無かれ。(九地)
交地則無絶。
「交地では、部隊相互間の連絡を断ってはならない」
”交地”とは、敵も味方もたやすく進攻できる地域である。進攻しやすいのだから、当然両軍の交戦が考えられる。このような地域では、各部隊間の横の連絡を断ってはいけないというのである。
このような地域では、敵が急に横から進攻してきて味方の各部隊を寸断することもある。だから、部隊間の相互連絡には特に留意するべきであろう。
6月29日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
交差するような交通の要のような場所なんでしょうね。
軍列を切り離されないようにしなければなりません。
ここを通らない方法が虚ということになるんでしょうね。
敵が考え付かないことをやらないと生き残るのは難しい。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
斥沢(せきたく)を絶(わた)れば、惟亟(すみやか)やかに去りて留まること無かれ。若し軍を斥沢の中に交うれば、(行軍) 絶斥沢、惟亟去無留。若交軍於斥澤之中、(必依水草、而背衆樹、此處斥沢之軍也。) 「…
将、敵を料(はか)ること能わず、少を以て衆を合せ、弱を以て強を撃ち、兵に選鋒無きを北と曰う。(地形) 将不能料敵、以少合衆、以弱撃強、兵無選鋒曰北。 「将軍が敵の力を正当に評価できない、少数の兵力をも…
軍の擾(みだ)るるは、将の重からざるなり。(行軍) 軍擾者、将不重也。 「軍に秩序がなく、統制を欠いて乱れているのは、指揮官が無能で威厳が備わっていない証拠である」”将”とは将軍のこと。ここではその部…
進みて禦(ふせ)ぐべからざるは、其の虚を衝けばなり。退きて追うべからざるは、(虚実) 進而不可禦者、衝其虚也、退而不可追者(速而不可及也。) 「進撃して行って敵がそれを防ぎきれないのは、敵の虚をつくか…
昔の善く戦う者は、先ず勝つべからざるを為して、以て敵の勝つべきを待つ。(軍形) 昔之善戦者、先貸不可勝、以待敵之可勝。(不可勝在己、可勝在敵、故善戦者、能為不可勝、不能使敵之可勝。) 「昔のいくさ上手…