古の関・今の関|11月28日のことです。
Release: 2018/11/28 Update: 2018/11/28
古の関・今の関
古の関を為るや、将に以て暴を禦がんとす。今の関を為るや、将に以て暴を為さんとす。(尽心下八章)
いにしえのかんをつくるや、まさにもってぼうをふせがんとす。いまのかんをつくるや、まさにもってぼうをなさんとす。(じんしんnしもはっしょう)
【訳】
昔、関所を作ったのは、乱暴を防ぎ止めるためであった。今、関所を作るのは、人や物に重い通行税をかけて、まるで乱暴を働こうとするようなものである。
11月28日、孟子一日一言の言葉です。
関所は乱暴を防ぎ止めるものであったというのは初耳です。
乱暴な人が自分の国に入ってこないようにする場所だったのでしょうか。
もの事の意味合いが変わってくるというのはあるかもしれません。
しかし、税金が高くなっていくのは辛いことです。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
大宇宙の中心 常に吸うてやまぬ空気、受けてあまぬからぬ日光、仰いでくまもなき大空、讃歎して及ぶことなき星‥‥‥。 一つとして我がものでないものはない。 かくして、物質に対する無限の愛は拡充して天地の愛…
和は万物存在の原理 和は、芸術倫理の根底であり、万物存在の原理である。 和とは、一切物がその姿にあること、その位置にあること。 そして、それぞれの場を得てその全にある時、多ければいよいよ多く美しく、少…
柳下恵ー鄙夫も寛に薄夫も敦し 柳下恵は汙君を羞ぢず、小管を辞せず。進みて賢を隠さず、必ず其の道を以てす。(中略)故に柳下恵の風を聞く者は、鄙夫も寛に薄夫も敦し。(万章下首章) 【訳】 柳下恵は徳のない…
陰のかまえ 陰のかまえというのは、一切を受け容れて、対立しない。すべての我を与えて、我なき心境、これは存在の窮極である。 対者がなくなるので、全一におり、統体の真に還る。すべてが我となって、すべてが身…
急に暴にして而る後に其の衆を畏るるは、不精の至(いた)りなり。 先暴而後畏其衆者、不精之至也。 「最初はどなり散らしたりして手荒く部下を使い、あとで離反を恐れてご機嫌をとったりするのは、上の者が下の者…