欲望は浄化して|12月3日
Release: 2019/12/03 Update: 2019/12/03
欲望は浄化して
人間的自由は、人間の動物的自由を否定した程度に得られる。
平等とは、働きに応じ、ねうちに応じて得られる。ゆえに分配の平等を望む者は、「真のはたらき」を知るにある。
欲望は、もともと人の本能に根ざす。が、自己中心の動物的欲望は、そのままでは人を幸福にしない。
浄化して「人のため世のため」と念願するとき、おのずからして充たされる。
12月3日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
おはようございます。
動物的本能を人はだれでも持っています。
それがむき出しのままだと良い事は一つもありませんね。
浄化するというのはよい言葉の言い回しだと思います。
そういう欲求、欲望が人には元から生きるためにある。
食欲、性欲、睡眠欲など。
これを浄化する。
世のため、人のための欲求になってはじめて幸せになれる。
たしかにそうかもしれません。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
人ー求むることを知る 人、雞犬の放るるあれば則ち之れを求むることを知る。(告子上十一章) ひと、けいけんのはなたるるあればすなわちこれをもとむることをしる。(こくしかみだいじゅういちょう) 【訳】 人…
為すあらんとする者は 顔淵曰く、「舜何人ぞや、予れ何人ぞや」と。為すあらんとする者は亦是くの若し。(滕文公上首章) がんえんいわく、「しゅんなんびとぞや、われなんびとぞや」と。なすあらんとするものはま…
故に進んで名を求めず、退きて罪を避けず、唯人を是れ保ちて、利、主に合うのは、国の宝なり。(地形) 故進不求名、退不避罪、唯人是保、而利合於主、国之宝也。 「したがって、軍を進めて戦いに勝っても名誉を求…
未だ以て言ふべからざるか 今、既に数月なり、未だ以て言ふべからざるか。(公孫丑下五章) 【訳】 (蚳鼃(ちあ)さんの司法官の士師となり)もう数か月もたったのに、まだ(王の失政を諫めたという話を耳にしま…
素餐せず 素餐せず。(尽心上三十二章) そさんせず。(じんしんかみさんじゅうにしょう) 【訳】 (『詩経』に)「何の功績もないのに、禄を食んではならない」とある。 〇松陰は。「切実な言葉である。人は誰…