欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し|10月15日のことです。
Release: 2018/10/15 Update: 2018/10/15
欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し
之れに附(益)するに韓・魏の家を以てするも、如し其の自ら視ること欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し。(尽心上十一章)
これにふ(えき)するにかん・ぎのいえをもってするも、もしそのみずからみることかんぜんたらば、すなわちひとにすぐることとおし。(じんしんかみじゅういっしょう)
【訳】
(すでに富んでいる者に、更に)韓氏や魏氏のような富を付け加えてやったとしても、その人が(自分に仁義の道が不足していうことを思い)満足しないようであれば、実に他の人々よりはるかにすぐれているといわなばならない。
10月15日、孟子一日一言の言葉です。
たまたま儲かってお金を得ても、仁義の道を極めようとする人はすぐれている。
そんなことを言ってるのでしょうか。
常に満足することなく道を求める。
なかなか出来ることではありません。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
人に頼らない 人生とは、人間の世の中であり。人が処理するものであり、人が生産するのである。 人とは、己自身である。己の外にこれをするものはないと全責任を感じ全力を挙げて働くのが、人である。故に、人に頼…
幸福の正道 人間、幸福のただ一つの正道は、家庭の人々を喜ばせ、職場の人々を喜ばせ、社会を喜ばせ、すべての物を喜ばせる生活である。 そしてこれが、最も楽しい、また行きづまりのない無限の幸福な生活である。…
責なきのみ 責なきのみ(離婁上二十二章) 【訳】 (自分の言葉に)責任を感じないからである。 〇松陰は、「人々が気楽に言葉を口にするのは、それを自分の責任とするという覚悟がないからである。その実行を責…
否定の価値 そもそも精神というものは、それが真に伸びるためには、必ずや何らかの意味において、一種の否定を通らなければなりません。すなわち、この否定という浄化作用、すなわち自己反省というものを通らずに伸…
全てが現われる 私はこの頃、おもしろいことに気がつきました。「人はどのように飾っていても、隠しても、いばっても、謙遜しても、常にその時その場に心境全部をさらけ出している」というこであります。 一口言葉…