水使いを嫌うな|2月7日のことです。
Release: 2019/02/09 Update: 2019/02/09
水使いを嫌うな
私が中学校長をしていた或るクラスに有名なシモヤケのひどい生徒がいた。
ある寒風の吹く日、生徒が教室で掃除をしている。はいって行くとそのシモヤケの生徒がいる。見ると雑巾を二本の棒ではさんで、板の上になでている。
「君は、水使いをきらって、なまけ根性一ぱいでいるから、そんなひどい霜焼けになるのだ、その手をざぶんと水につけて、この通り、両手でしっかりと拭いて見給え」と、言い聞かした。
それか一週間、何年間も冬ごとに出来たシモヤケがきれに直っていた。
丸山敏雄一日一話(幸せになるための366話)2月7日の言葉です。
敢てやってみることも大事なことです。
嫌うからそういう反応が出るということもあるかもしれません。
嫌なことから逃げずに立ち向かってみる。
何事も前向きにとらえてやってみることをしてみます。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
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