舜の如くせんのみ|6月13日のことです。
Release: 2018/06/13 Update: 2018/06/13
舜の如くせんのみ
舜の如くせんのみ。夫の君子の若きは患ふる所は則ち亡し。仁の非ざれば為すことなきなり。礼に非ざれば行ふことなきなり。一朝の患あるが如きは則ち君子は患へざるなり。(離婁下二十八章)
【訳】
舜のようになるだけである。このような立派な人には、他の心配事はない。仁に外れたことはせず、礼にかなわないこともしない。だから、突然降りかかってくる心配事があったとしても、(自分にやましさはないので)苦にはならないのである。
6月13日の孟子一日一言です。
仁と礼、大事ですね。
思いやりとそれを表現するもの。
これがしっかりと出来ていれば何か問題がおきても動じることはないのかもしれませんね。
義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義。
日本人が持つべき武士道的な考え方。
やましいことがない状態をつくりたいものです。
しかし、それを人に強要しないことも大事です。
すべては自分自身の問題ですから。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
蓋し帰りて虆梩を反して之れを掩へり。之れを掩へること誠に是ならば、則考子仁人其の親を掩ふことも亦必ず道あらん。(滕文公上五章) けだしかえりてるいりをはんしてこれをおおえり。これをおおへることまことに…
窮すれば則ち独り其の身を善くし、達すれば則ち兼て天下を善くす 徳を尊び義を楽しめば、則ち囂々たるべし。故に士は窮するも義を失はず、達するも道を離れず。(中略)故に士は己れを得。(中略)故に民望みを失は…
聖人の門に遊ぶ者は(百家の言も)言と為し難し。 聖人の門に遊ぶ者は(百家の言も)言と為し難し。(尽心上二十四章) 【訳】 聖人の門に学んだ者は(大抵の言葉をきいても)たいした教えと思わないものである。…
如し其の義に非ざるを知らば、斯れ速かに已めんのみ。(滕文公下八章) もしそのぎにあらざるをしらば、これすみやかにやめんのみ。(とうぶんこうしもはちしょう) 【訳】 もしも悪いことであると気づいたら、す…
禹は四海を以て壑と為す 禹は四海を以て壑と為す。今吾子は隣国を以て壑と為す。(告子下十一章) うはしかいをもってがくとなす。いまごしはりんごくをもってがくとなす。(こくししもじゅういっしょう) 【訳】…