苦しみは慈愛のムチ|4月21日のことです。
Release: 2019/04/21 Update: 2019/04/21
苦しみは慈愛のムチ
その人は重い胸の病にかかって、永年病床に呻吟していた。
ある日、病床に目覚めてこう思った。「自分はこれまでずいぶん我がままであった。両親をはじめ人様に、ずいぶん迷惑をかけた。もし私の体が元のごとく健康になったならば、一生を人のために捧げよう」と。その時を峠として病は、ぬれ紙をはぐごとく回復して、ついに健康体に返った。
人生に起こる苦しみはことごとく自然の慈愛のムチである。勇敢に苦難の扉をおし開けば、そこにただちに、ひろびろとした光明歓喜の世界がうち開ける。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、4月21日の言葉です。
いろいろと苦しいことというのはあります。
体のことであったり、生活のことであったり様々に。
そういうことをどう考えるかということが大事なんでしょうね。
病気などはとくに日々の生活に感謝できる大事な機会かもしれませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
満足できる生き方 諸君らの中には、「どんなに努力したって、この世に心残りがないというわけにはいかないだろう」と思う人もありましょう。しかしまた他の一面、人は生前、自分の全力を出し切って生きれば、死に臨…
変ずるを欲せず 崇に於て吾れ王に見ゆることを得たり。退きて去るの志あり、変ずるを欲せず。故に受けざるなり。(公孫丑下十四章) すうにおいてわれおうにまみゆることをえたり。しりぞきてさるのこころざしあり…
山も川も海も美しい、鳥も虫も魚も美しい、花も月も雪も美しい。この天然の美しさの中にあって、人ばかりが、どうしてうちふさいでいなければならないのでしょうか。 まず一口語りかけることです。車中であろうと、…
あなたは夫を喜ばしていますか。貴下は妻を大切にしていますか。君は両親をてこずらせていはしないか。老翁大人、あなたは子供や嫁を朝からガミガミとしかっていませんか。こうした反省から、あなたは周囲、毎朝出会…
諸侯の宝―土地と人民と政事諸侯の宝は三、土地と人民と政事なり。珠玉を宝とする者は殃必ず身に及ぶ。(尽心下二十八章)しょこうのたからはみっつ、とちとじんみんとせいじなり。しゅぎょくをたからとするものはわ…