誠は天の道なり|5月2日のことです。
Release: 2018/05/02 Update: 2018/05/02
誠は天の道なり
身に誠なりに道あり。善に明かならざれば、其の身に誠ならず。是の故に誠は天の道なり。誠に思ふは人の道なり。(離婁上十二章)
みにまことなるにみちあり。ぜんにあきらかならざれば、そのみにまことならず。このゆえにまことはてんのみちなり。まことをおもうはひとのみちなり。(りろうかみじゅうにしょう)
【訳】
身を誠にする方法がある。それは、善(道理にかなうこととかなわないこと、正しいことと間違っていること)を理解することで、それができなければ、とても我が身を誠にすることはできない。このように、誠こそは(本性からのもので)天の道であり、全ての根本である。(この本性である)誠を十分に発揮して完全なものとすることこそ、人の人たる道でる。
5月2日、孟子一日一言、今日の言葉です。
とても力強い言葉です。
この道を人はめざすべきということでしょうね。
道理に基づき生きることはなんとなく体で感じるものですが強く感じるためには学ぶことが必要です。
正しい道というのは決まっているものです。
天から与えられて今を生きるているとすればその道に進んで行きたいものですがそう簡単ではありませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
上下交々利を征れば国危ふからん。(梁恵王上首章) しょうかこもごもりをとればくにあやうからん。(りょうのけいおうしゅしょう) 【訳】 上の位にある者も下の者もこぞって利益を貪ることだけに熱中すれば、国…
為すあらんとする者は 顔淵曰く、「舜何人ぞや、予れ何人ぞや」と。為すあらんとする者は亦是くの若し。(滕文公上首章) がんえんいわく、「しゅんなんびとぞや、われなんびとぞや」と。なすあらんとするものはま…
其の心に作れば其の事に害あり。其の事に作れば其の政に害あり。聖人復た起るも吾が言を易へじ。(とうぶんこうしもきゅうしょう) そのこころにおこればそのことにがいあり。そのことにおこればそのまつりごとにが…
其の親死すれば則ち挙げて之を壑に委つ。(中略)其の顙に泚たるありて睨して視ず。夫の泚たるに非ず、中心より面目に達す。(滕文公上五章) 3月29日の孟子一日一言です。 【訳】 親が死ぬと、その死骸を運び…
見て・聞きて之を知る② 孔子より而来、今に至るまで百有余歳。聖人の世を去ること此くの若く其れ未だ遠からざるなり。聖人の居に近きこと此の若く其れ甚し。(尽心下三十八章) こうしよりこのかた、いまにいたる…