くくりつける|4月27日のことです。
Release: 2019/04/27 Update: 2019/04/27
くくりつける
くくりをつけ得ない人は、今取り扱っている物を、またその仕事を、キャッチ出来ない人である。後始末をつけるのは、その物(その仕事)に日日の区切りをつけ、しまりをつけるばかりではなく、それがそのまま、翌日の準備である。
かくて物に対する倫理は、わが手足に対する、わがはらから(兄弟)に対する心、そのままである。
このとき、物もまた我が手足となり、兄弟となり、我が子となって、全能率をあげて働いてくれる。ここに大調和、物心一如の楽土が生まれてくる。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、4月27日のことです。
物は生きている。
どんな物も生かすも殺すも自分自身だということですね。
そのためにはしっかりとくくりをつけねばならい。
だらだらと仕事してはだめなんだということ。
時間の区切りをしっりとつけ次の準備をすることが大事なところですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
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