兵法は、一日に曰く度、二に曰く量、三に曰く数、四に曰く称、五に曰く勝。(軍形)|2月15日
Release: 2020/02/15 Update: 2020/02/19
兵法は、一日に曰く度、二に曰く量、三に曰く数、四に曰く称、五に曰く勝。(軍形)
兵法、一日度、二日量、三日數、四日稱、五日勝。(地生度,度生量,量生数,数生称,称生勝。)
「兵法には次の五つの要素がある。第一に国土の広狭(こうきょう)、第二に資源の多寡(たか)、第三に人口の多少、第四に軍事力の強弱、第五に勝敗の帰趨(きすう)。(地勢によって土地の広狭が決定される。土地の広さによって資源が資源の多寡がきまる。資源の多寡で人口がきまる。人口の多少によって軍事力の強弱が決定される。そして、軍事力の強弱によって勝負がきまるのだ)」
かっこ内は、地は度(たく)を生じ、度(たく)は量を生じ、量は数を生じ、数は称を生じ、称は勝を生ず
2月15日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
世界を見れば日本が戦争に勝てないのはごく自然なことですね。
国土が小さく、資源ない。
それは隣の国も同じことですね。
やらねばいけない時に備えるしかありません。
よく観察して分析することが大事です。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
故に兵を知る者は、動いて迷わず、挙げて窮せず。(地形) 故知兵者、動而不迷、拳而不窮。 「だからいくさのことをよく知っている者(すなわちいくさ上手)は、味方、敵、地形を三つ完全に把握しているので、一度…
凡そ先に戦地に処りて敵を待つ者は、佚(いっ)し、後れて戦地に処りて戦いに趨(おもむ)く者は、労す。 凡先処戦地、而待敵者佚、後処戦地、而趨戦者労。(故善戦者、致人而不致於人。) 「そもそも、敵より先に…
塵高くして鋭きは、車の来たるなり、卑(ひく)くして広きは、徒の来たるなり。(行軍) 塵高而鋭者、車来也。卑而広者、徒来也。(散而条達者、樵採也。少而往来者、営軍也。) 「土ぼこりや塵が空高く舞い上がる…
彼を知り己を知れば、百戦して殆(あや)うからず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負(いっしょういっぷ)す。(謀攻) 知彼知己者、百戦不殆、不知彼而知己、一勝一負。(不知彼不知己、毎戦必殆。) 「敵を知…
国の師に貧(ひん)するは、遠く輸(おく)ればなり。遠く輸れば、則ち百姓貧(まず)し。(作戦) 国之貧於師者、遠輸。遠輸則百性貧。(近於師者貴売。貴売則百姓財竭。財竭則急於兵役。) 「戦争によって国が貧…