其の疾きこと風の如く、 其の徐かなること林の如く 侵掠すること火の如く、|3月23日
Release: 2020/03/23 Update: 2020/03/24
其の疾きこと風の如く、
其の徐かなること林の如く
侵掠すること火の如く、
故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、(不動如山、難知如陰、動如雷霆。)
「疾風のように行動し、林のように静まりかえり、燃えさかる火のような勢いで襲いかかり、(山のように微動だにせず、暗闇の姿をひそめて隠密理に動き、万雷のようにとどろきわたる)」
作戦行動にさいしてのモットーを説いたものである。武田信玄の旗印”風林火山”はここからとったものである。
かっこ内は、動かざること山の如く、知り難きこと陰の如く、動くこと雷霆の如し。と訓む。
3月23日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
関連コンテンツ
大吏怒りて服せず、敵に遇えば懟(うら)みて自ら戦い、将は其の能を知らざるを崩と曰う。(地形) 大吏怒而不服、遇敵懟而自戦、将不知其能曰崩。 「指揮官と他の将校の折合いが悪く、将校たちは指揮官に不満を抱…
兵には走る者有り、弛む者有り、陥る者有り、崩るる者あり、乱るる者有り、北ぐる者あり。(地形) 兵有走者、有弛者、有陥者、有崩者、有乱者、有北者。(凡此六者非天之災、将之過也。) 「軍隊が敗北するには、…
朝の気は鋭く、昼の気は惰(おこた)り、暮の気は帰る。故に善く兵を用うる者は、其の鋭気を避け、 朝気鋭、昼気惰、暮気帰、故善用兵者、避其鋭気、(撃其惰帰、此治気者也。) 「人の気力というものは、朝は気力…
是の故に、散地には吾将に其の志を一にせんとす(九地) 是故、散地吾将一其志。 「それ故に、兵の心が散漫になっている散地においては、わたしは兵士の心を一つにまとめて団結を固めなければならない」ここの散地…
上兵は謀(ぼう)を伐(う)つ。其の次は校(こう)を伐つ。其の次は兵を伐つ。其の下は城を攻む。(謀攻) 上兵伐謀。其次伐交。其次伐兵。其下攻城。(攻城之法、爲不得已。) 「戦術上、最高の策とは、敵のはか…