型を破り前進せよ|2月12日のことです
Release: 2018/02/12 Update: 2019/01/12
書道を始めてしばらくすると、必ずいやになる時があります。こうした関所で、いくじなしが、まずふるいにかけられるわけです。
こうした行い詰りを越えて、「一つの手本」が手に入ってくると、うまく書けるようになるのです。この時がまた危険なのです。上手になったと思うときは、一つの型を覚えたのです。しかしそれに安心していると、一歩も進歩しなくなります。ゆえに、古人は、型にはまることを極力戒めました。型はどしどし蹴破って、ぐんぐん進まねばなりません。
丸山敏雄一日一話(幸せになるための366話)、2月12日の言葉です。
仕事でもそういうことがあると思います。
まずは、うまくいかなくて挫折する人はいます。
ちょっと適正があってうまくいく人もたまにいます。
うまくいく人はいく人で危険ですね。
それはそれで自分のやり方が出来上がってしまいます。
安心が一番よくありません。
常に自分から刺激をとりにいかなければなりません。
満足したら終わりですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
働きは最良の健康法 世の人たちは栄養をとれば、それで体が良くなると思っている。 栄養というのは何だろう。これは人間が働くための石炭でないか、機械を動かずための電力ではないか。ボイラーに石炭だけぼんぼん…
あいさつは誠の先手 「あいさつは誠の先手」と申します。すべて「後手はまけ」、と相場が定まっております。 先手、それはトリックや、さぐりや、用心の手ではありません。思いやりの、親切の、敬愛の先手、これは…
悪魔の顔した応援団 おしせまって来る苦難は、自分で解決するよりほかに道はない。自分にふりかかった火の粉は、自分で払いのけるより方法はない。 それには、どっかと落ち着いて、真っ正面から苦難に立ち向かい、…
大物にぶつかれ! このごろ歌がいくらでもできる、と思うときは、もう型をつくりだしたとき、そして、逆行の第一歩だと思わなければならぬ。 やっても、やっても、ものにならぬ。さっぱりわからなくなったときこそ…
わが命はどこにあるのか、わからぬ。が、もの思えばそこに生命があり、体を動かせばそこに生命が動く。 酒色におぼれてうつつをぬかせば、己はすでにそうした生命であり、ハンマーをとりクワをふるって職場に立てば…