大夫は今の諸侯の罪人なり|9月22日のことです。
Release: 2018/09/23 Update: 2018/09/23
大夫は今の諸侯の罪人なり
故に今の大夫は今の諸侯の罪人なりと曰ふなり。(告子下七章)
ゆえにいまのたいふはいまのしょこうのざいにんなりというなり。(こくししもななしょう)
【訳】
(今の大臣は皆主君の悪心をそそのかしている)だから、今の大臣は今の諸侯にとっては、罪人だというのである。
〇松陰は、「将にこの言葉のとおりで、今の世の家老は主君の悪を増長させ、さらに主君をそそのかし、悪を行うように仕向けており、その有様は憎むべき態度である」と記している。
9月22日、孟子一日一言の言葉です。
主君といえどもすべての主君が出来る人であるわけがありませんね。
世襲で主君にならざるをえない人も中にはいるでしょう。
そこに、なぜを持つことも時として大事なんですが、悪の心をそそのかすような部下はいけませんね。
だから、人材の教育というのも大事だと思います。
いつなにがあるか世の中はわかりません。
自分に何かあったとき、世襲する家族に悪をそそのかすような部下を育てないようにしなければなりませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
悪法も守るべし つつみかくし無く堂々とあけっ放している人には、相手は必ず公平無私に堂々と取り組む。すべて我が心の反映であることは、我らの常に実見するところである。 いわゆる悪法でも、ある限りは守らなけ…
兵を用うるの法、其の来らざるを恃むこと無く、吾を以て待つ有るを恃むなり。(九変〉 用兵之方、無恃其不来、恃吾有以待也。(無恃其不攻、恃吾有所不可攻也。) 「戦争にさいしては、敵が来襲しないように期待を…
生命の糸 家庭の不和も、事業の失敗も、時にふりかかる不時の災難も、一つとして、心のあやまり、生活不自然さを教える危険信号、そのまま幸福の門でないものはない。 人は本来、雑念を去り生活を自然にもどせば、…
ものの命を生かす 時計ができあがると、一つの命を持ちます。使う人がそのつもりで使わなくてはならないのです。 自分の周囲にあるものすべて、工人農人のまごころによってつくられたものと思って、そのものの生命…
是(こ)故に、百戦百勝は善の善なる者に非(あら)ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、(謀攻(ぼうこう)) 是故、百戦百勝、非善之善者也。不戦而屈人之兵、(善之善者也。) 「このようなわけで、百回戦っ…