歳を罪することなくんば|1月9日のことです。
Release: 2019/01/09 Update: 2019/01/09
歳を罪することなくんば
王、歳を罪することなくんば、斯に天下の民至らん。(梁恵王上三章)
おう、としをつみすることなくんば、ここにてんかのたみいたらん。(りょうけいおうかみさんしょう)
【訳】
王がもしも(凶作で苦しむ人民を見て)、「それは凶作の年のせいだ」などと責任をその年(の天候不順)になすりつけるようなことをなさらない(自分の政治のせいであると責任を自覚なさる)ならば、天下中の人民は皆、王を慕い、集まってくるでしょう。
1月9日、孟子一日一言の言葉です。
たしかにそうです。
天候のせいにするようではいけませんね。
経営者でも決算内容が悪いのを、不況のせいにしても仕方ありませんね。
悪いのは自分の経営で業績不振はだれのせいでもありませんね。
しかし、人間というのは弱いものでかならず人のせいとか市場のせいとかいろいろな理由が頭をよぎります。
しかし、考えるべきことは先のことであり過去のことではありませんよね。
今日もしっかりがんばります。
関連コンテンツ
天下の通義 心を労する者は人を治め、力を労する者は人に治めらる。人を治めらるる者は人を食ひ、人を治むる者は人に食はる。天下の通義なり。(滕文公上四章) こころをろうするものはひとをおさめ、ちからをろう…
士は茲の多口に憎まる 傷むことなかれ、士は茲の多口に憎まる。(尽心上十九章) いたむことなかれ、しはこのたこうににくまる。(じんしんしもじゅうきゅうしょう) 【訳】 何も気にするな。士という者は、徳が…
心の害と為すなくんば 豈に惟だ口腹のみ飢渇の害あらんや、人心も亦皆害あり。人能く飢渇の害を以て心の害と為すなくんば、則ち人に及ばざるを憂と為さず。(尽心上二十七章) あにただこうふくのみきかつのがいあ…
子を易へて之れを教ふ 子を易へて之れを教ふ。(離婁上十八章) こをかえてこれをおしう。(るろうかみじゅうはっしょう) 【訳】 (昔は)自分の子供と他者の子供をとりかえて教えた。 〇松陰は、「人の道の根…
教へて改めずして而る後に 子、以為へらく、王者作るあらば将に今の諸侯に比ねて之れを誅せんとするか。其れ之れを教へて改めずして而る後に之れを誅せんとするか。(万章下四章) し、おもえらく、おうじゃおこる…