百姓親睦す|3月15日のことです。
Release: 2018/03/15 Update: 2018/03/15
死徙郷を出づるなく、郷田井を同じうし、出入相友とし、守望相助け、疾病相扶持すれば、則ち百姓親睦す。(滕文公上三章)
ししきょうをいずることなく、きょうでんせいをおなじうし、しゅつにゅうあいともとし、しゅぼうあいたすけ、しっぺいあいふじすれば、すなわちひゃくせいしんぼくす。(とうぶんこうかみだいさんしょう)
【訳】
(よき政治をすれば)一家の働き手が死んでも、遺族は他郷に流浪することはなく、ふるさとを離れる者もいなくなる。田んぼは共同耕作し、田畑への出入りも互いに誘い合い、盗賊等の見張りなども力を合わせて助け合い、病気の時などは互いに看病し合うようになれば、百姓は皆優しく、むつまじくなるものである。
3月15日、今日の孟子一日一言です。
日本は豊かです。
今のこの現状が長く続くとは到底思えないと認識しなければなりませんね。
いつ何があってもおかしくない。
しかし苦難は幸福の門です。
危機に直面しなければ政治も国民も変わらないですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
時間はつくるもの 諸君らのうちには、「今は学生時代で、学科におわれて読書などできないが、しかしそのうち卒業でもしたら、読書もするつもりだ」などのんきなことを考える人もあるようですが、しかし現在学科にお…
軍争は利たり。軍争は危たり。軍を挙げて利を争えば、則ち及ばず、(軍争) 軍争為利。軍争為危。挙軍而争利、則不及、(委軍而爭利、則輜重捐。) 「戦闘によって勝利を得れば、戦局は有利になるが、反面、危険も…
戦道必ず勝たば、主は戦う無かれと曰うとも、必ず戦いて可なり。(地形) 戦道必勝、主曰無戦、必勝可也。 「必ず勝つという見通しが立てば、たとえ主君が戦うなといっても、戦ってよい」これも前日の文章をふまえ…
宗教・哲学の役割 自分の情熱を深めていくには、一体どうしたらよういかというに、それはやはり偉人の伝記を読むとか、あるいは優れた芸術品に接することが、大きな力になることでしょう。そしてそれを浄化するには…
夫(そ)れ将は国の輔(ほ)なり。輔、周なれば則ち国必ず強し。輔、隙(げき)あれば則ち国必ず弱し。(謀攻) 夫将者國之輔也、輔周則國必強、輔隙則國必弱。 「そもそも将軍というものは、君主を輔佐する重要な…