生をこの国土にうけて 修身教授録抄 姿勢を正し声を出して読んでみた
われわれは、生をこの国土にうけたことを、非常に幸せと言うべきにもかかわらず、われわれはその日々の生活においては、とかくこの点がおろそかになりがちで、ほとんどそれと気付かずに日を送っているわけです。それというのも、それはいわば空気のようなもので、われわれは一日として、否、一亥と言えども、空気なしには生きられないにもかかわらず、空気のことを意識することは、ほとんどないにも似ていましょう。
修身教授録抄
空気の有難さは空気のないとこに行かなければなかなか感じないわけですが、日ごろから今の状況に感謝するということがあまりないというのはいけませんね。
解説には自分の顔についても書かれていますが、自分の顔を自分では生涯見ることができない。見ているのは鏡越しの顔という影にすぎない。
気づきのスキルの大事さを感じる次第ですね。
一番身近な家族にもそのような空気のような感覚になってしまってはいけませんね。
感謝です。
本日の森信三一日一言は
世の中の事はすべてが一長一短で、両方良いことはない。
哲学の最終的帰結も、宇宙の万物は、すべて絶大なる動的平衡(調和)によって保たれている―という一事だといってよい。
森信三一日一言
ギリギリで保たれているのは本当ですね。世界の平衡(へいこう)は今や難しい局面になっているように感じますね。それは国家間だけではなく気象や様々なものの平衡が崩れてきているのかもしれません。
なるようになるという気持ちもありますが、これからの人のことを考えると不安でもありますね。
先人たちのおかげで成り立っているのですから今の自分たちのことだけ考えているわけにはいかないですね。
今日は
和辻 哲郎 (わつじ てつろう)一般的には『風土』の著者としてよく知られている自分物。思想家、倫理学者。
中谷 宇吉郎 (なかや うきちろう) 世界初、人工雪の完成
岡 潔 (おか きよし) 世界を驚嘆させた数学論文
偉大な人の人生に触れていると意欲が沸くというものですね。
中谷宇吉郎と岡潔の友情にはちょっと感動ですね。
尊敬していたんでしょうね、お互いに。
今日もはここまでです。
ありがとうございます。