衢地(くち)には則ち交じりを合わす。(九地)|6月30日
Release: 2020/06/30 Update: 2020/06/30
衢地(くち)には則ち交じりを合わす。(九地)
衢地則合交。
「衢地にあっては、外交交渉に力を入れ、他国と友好を結ぶべきである」
”衢地”とは、交通の要衝で、各国の勢力が浸透し合っている地域である。
このような地域では、いたずらに戦うことだけを考えず、外交交渉をし、隣合っている国と友好を結ぶようにしたほうがよい、というのである。
”交わりを合わす”とは、他国と友好関係を保つことをいう。
6月30日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはよございます。
国境ということみたいですね。
戦わずして勝つという観点からは同盟が一番いいということでしょうか。
今の経済状況を考えると戦うよりも友好的なM&Aがよいかもしれません。
経済の復調が何年か、かかるなら今クローズしてく選択を選ぶ人が多くなってくる。
アンテナははり情報をしっかり集めることはとても重要ですね。
今日も一日がんばります。
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