見行可・際可・公養の仕|7月19日のことです。
Release: 2018/07/19 Update: 2018/07/19
見行可・際可・公養の仕
孔子には見行可の仕あり、際可の仕あり、公養の仕あり。(万章下四章)
こうしにはけんこうかのつかえあり、さいかのつかえあり、こうようのつかえあり。(ばんしょうしもよんしょう)
【訳】
孔子の仕え方には、道が行なわれる可能性があるとして仕える仕え方と、君主から待遇が礼にかなっているから仕える仕え方と、君主がよく賢者に礼を尽すので仕えるという、三通りの仕え方がある。
7月19日、孟子一日一言です。
孔子様は魯の国を追われてから十四年放浪の旅をしますがその間どの国でも仕官は叶えられなかったとあります。
孔子様の掲げる理想の国家は簡単ではないということですね。
いつ他の国が責めてくるかわからない状態の中で生活していると心も疲弊していくんだと思います。
しかし、この時孔子様を受け入れることが出来る国があればまた世の中変わっていたかもしれないけれども、論語が生まれなかったかもと考えると歴史の必然のようなものも感じます。
今日の一日がんばります。
関連コンテンツ
月を見る心 十六夜、立待ち、居待ちと、半月もよく、弦月もよい。糸のような月が高杉の秀にかかった風情は、言葉にあらわされない。 しかし、月のその一面を常に地球に向け、太陽光線を受けて常にその反面が光って…
其の心を存し、其の性を養ふ 其の心を存し、其の性を養ふは、天に事ふる所以なり。(尽心上首章) そのこころをそんし、そのせいをやしなうは、てんにつかうるゆえんなり。(じんしんかみくびしょう) 【訳】 自…
食事の前に一礼 食事の意義の第一は、生命を保つ、肉体を養う、すなわち命の糧という点にありますので、ものを食べる時に、これを忘れてはなりません。ですから、一家が集まって食卓に向かう時には、皆がそろって、…
天の物を生ずるや之れをして本を一にせしむ、而るに夷子は本を二にする故なり。( 滕文公上第五章) てんのものをしょうずるやこれをしてもとをいちにせしむ、しかるにいしはもとをににするゆえなり。(とうぶんこ…
真実は心の中にあり 物は、一つの所につかまって、そこだけ見ては、ほんとうの事はわからぬ。「井の中のかわず」とか、「針の穴から天をのぞく」とか言うのは、そのことであろう。 高い所の上がって見下ろしてみる…