道・礼を以てせば|7月16日のことです。
Release: 2018/07/16 Update: 2018/07/16
道・礼を以てせば
其の交はるや道を以てし、其の接するや礼を以てせば、斯に孔子も之れを受く。(万章下四章)
そのまじわるやみちをもってし、そのせっするやれいをもってせば、ここにこうしもこれをうく。(ばんしょうしもよんしょう)
【訳】
尊貴の人が道理にかなった方法で、礼を尽くして交際を求めてこられたならば、あの孔子でさえ贈り物を素直に受け取られた。
7月16日、孟子一日一言です。
道理にかなった方法とはどういう方法なのでしょうか。
「礼」は「考」や「仁」が目に見えるものとして外面化された行為だとあります。
広く多くの人を思いやる心が「仁」だとすればそれが外面に出たもの。
孟子の時代にはすでに体系的なものになっていたのでしょうか。
思いやりのある行動が外にまで出るようになる。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
命は天意に根ざす 父母の恩は、生命の根元にさかのぼってこれを与えられた施与の恩と、さらにこれをはぐくみ育てて今日までにしてくれた愛育の恩とひろがる。 しかしこの恩を、さらに深く広く思いをめぐらすと、命…
人は我が心の反映 子の欠点を改めようとすれば、その原因は子にはなく親自身にある。子を気にせず、自分を改めようと努める。 取引の相手に、金払いのよくない商人があるとすれば、これは己の金払いに対する賤しい…
命に非ざることなきなり 命に非ざることなきなり。(中略)其の道を尽して死する者は正命なり。桎梏して死する者は正命に非ざるなり。(尽心上二章) めいにあらざることなきなり。(中略)そのみちをつくしてしす…
四囲の物質は、人を生かし、守り、正しい方向を示し、苦難を脱却せんと不断の努力をつづけている。 心朗らかに働いていれば万事は必ず好転する。 それで事情がどのように悪化しようと、商品が売れず、製品が推積し…
古の人未だ嘗て仕ふるを欲せずんばあらざるなり。亦其の道に由らざるを悪む。(滕文公下三章) いにしえのひといまだかつてつかうるをほっせずんばあらざるなり。またそのみちによらざるをにくむ。(とうぶんこうし…