たった一人の情熱
Release: 2022/08/20 Update: 2022/08/20
たった一人の情熱
すべて世の中のことというものは、一人の人の熱心さのいかんによって、事が運ぶという場合が少なくないようであります。【412】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
熱心さもまた情熱といってもいいでしょうね。
なんらか言葉を残してもらえるような人物になるようになるためには、普段から相当の鍛錬が必要だとも感じます。
そういう鍛錬された生き方をしている人は、言葉一つとっても常に重々しくもあり、なるほどがたくさんあるのだと思うのです。
さらにはそういう人が周りに集まってきたり、そういう仲間が出来るのでしょうね。
教授の言葉に「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に」がありますが、言行録などを作ってもらえるような人は相当な人なんだと思います。
自分を磨くことを怠っているようでは問題ありですね。
関連コンテンツ
真の道徳修養というものは、意気地なしになるどころか、それとは正反対に、最もたくましい人間になることだと言ってよいでしょう。すなわちいかなる艱難辛苦に会おうとも、従容として人たる道を踏み外さないばかりか…
私の楽しみ 私の楽しみは諸君らがほんとうに生命がけになったら、一生かかってどれくらいの人間になれるかということです。つまり人間、大学や専門学校など出なくても、その人の覚悟と勉強しだいでは、どれほどの人…
三十年を生き抜く 道元禅師は「某は坐禅を三十年余りしたにすぎない」と言うておられますが、これは考えてみれば、実に大した言葉だと思うのです。本当に人生を生き抜くこと三十年に及ぶということは、人間として実…
優れた人格を尊敬する 真に自分を鍛えるのは、単の理論をふり回しているのではなくて、すべての理論を人格的に統一しているような、一人の優れた人格を尊敬するに至って、初めて現実の力を持ち始めるのです。同時に…
真の偉人というものは、何も叱ったりなどしなくとも、人が自ら服するものであります。実際偉大な先生の、その弟子に対する深い思いやりとか慈悲心が、しだいに相手に分かりかけてくれば、叱るなどということは、まっ…