君を軽しと為す|12月4日のことです。
Release: 2018/12/04 Update: 2018/12/04
君を軽しと為す
民を貴しと為す。社稷之れに次ぎ、君を軽しと為す。(尽心下十四章)
たみをたっとしとなす。しゃしょくこれにつぎ、きみをかろしとなす。(じんしんしもじゅうよんしょう)
【訳】
国家とって人民を一番貴いものとする。土地や穀物の神により守られる国土がその次で、君主を一番軽いものとする。
12月4日、孟子一日一言の言葉です。
考えてみると、国というものは同じ場所にいる人が集まった塊ということが言えるかもしれません。
どんどん集団が大きくなっていくイメージでそれが少しずつ価値観を一緒にして大きくなっていく。
一番は人民というのは当然かもしれませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
無一物になっても 仏教の修行に出家して行脚、托鉢するのは、すべての物質を捨て欲望をはなれたとき、人は自然に養われるもの、そこにかえって自由の天地がうち開けることを、悟るためであろう。 昔の修験の行者が…
召さざる所の臣あり。(公孫丑下二章) 【訳】 (これから大きな功業を成し遂げようとする君主には)決して呼びつけにはしない家臣がいる。 〇松陰は、「劉備には(家臣であっても、自分より道徳的に優れているた…
希望は心の太陽 夜が明けたから、日が出るのではない。日が出たから夜が明けて、万物が眠りからさめて、生々と活動をはじめるのである。 夜になっても、太陽はなくなったのではない。地球はいつも太陽の光明の中に…
仕事の処理は修養の中心 仕事の処理いかんに、その人の人間としての偉さのほどが、伺えるとさえいえるほどであります。 実際われわれは、平生うっかりとしていると、仕事の処理などということに、修養上の一つの大…
時の記念日 六月十日は、「時の記念日」である。 しかし時間を正確に守るのは、実は文化の進んだ社会でのことではなくて、動物の生活は、時間厳守で一歩もまちがえない。 正しい時間の中に生きているのが、生物の…