天命を受け入れる①
Release: 2022/04/04 Update: 2022/04/04
天命を受け入れる①
私の考えによりますと、われわれ人間というものは、すべて自分に対して必然的に与えられた事柄については、そこに好悪の感情を交えないで、素直にこれを受け入れるところに、心の根本態度が確立すると思うのであります。否、われわれは、かく自己に対して必然的に与えられた事柄については、ひとり好悪の感情をもって対しないのみか、さらに一歩すすめて、これを「天命」として謹んでお受けするということが大切だと思うのです。同時に、かくして初めてわれわれは、真に絶対的態度に立つ頃ができると思うのです。【12】
起こるべきして起こる事情というものがある。これを天命というのでしょうか。
誰かと会うなどは実に偶然で縁というものを感じるわけですが、新しい世界で新しい人間関係を築こうとするというのもまたそいういうものなのかもしれません。
自分の今の事情についてはやはり素直に受け入れていく他ないのだと思います。
それについて心の態度というかどう受け取るかはしっかり自分でどうにかした方がいいと思います。
また、新たなことが始まっていくと思います。
時としてうまくいかないとかあるとは思いますが素直に受け入れていこうと思いました。
関連コンテンツ
それについて第一に大切なことは、仕事の処理をもって、自分の修養の第一義だと深く自覚することでしょう。次に大切なことは、このような自立に立って、仕事の本来軽重をよく考えて、それによって事をする順序次第を…
魂の必然 敬うとは、自分より優れたものの一切を受け入れてこれを吸収し、その一切を奪いとって、ついにはこれを打ち越えようとする強力な魂の、必然的な現れと言ってもよいでしょう。【484】 #修身教授録一日…
本質を見失うな① 人間というものは、現在自分の当面している仕事をまず片付けて、しかるのち、余力があったら、自分の根底を養うような修養をすべきでしょう。【465】 #修身教授録一日一言 #森信三 #毎日…
八のことに十の力で当たる かくして真面目ということは、いわゆる無力な人間のお目出たさではなくて、最も男性的本格的な全力生活だということが分かりましょう。したがってこれを実行上の工夫から申せば、八つのこ…
諸君、言挙げすることは、いともたやすいことですが、しかし真にわが生命の根源を把握することは、決して容易なことではありません。けだし真に生命を捉えるには、自らの生命に徹する外ないからであります。否、わ…